書籍の配達トラブル

 身辺雑事の類の話だが、アマゾンの書籍の配達(電子書籍ではなく、リアルの本)で12月19日(金)、20日(土)と連日トラブルに見舞われた。読者にも何らかの参考になるかと思い、紹介する。
1) 事務所への配送
 私は、雇われているオフィスで、業務上必要な本を買うことにした。前置きが長くなるが、資金ソースが国の委託費なので経理処理が厳格だ。標準的な購入パターンは、書店で現金で買い、領収書を貰う。しかし、今回は多分取寄せ注文になるので時間が掛かる。アマゾンで買いたいが、個人のクレジットカードで支払う方法は、領収書の関係で経理が抵抗した。また、送料が含まれると駄目だと言う。ということで次の方法で了解を取っていた。

  • 注文は、個人(私)のアマゾンのアカウントからするが、配達先はオフィスの総務担当者宛てとする。
  • アマゾンではウェブ上で領収書を発行するのでそれを印刷して、領収書の件はよしとする。また送料無料の本とする(アマゾン直扱いだと大体無料)。
  • 支払いは、注文した個人(私)がアマゾンに登録してある個人のクレジットカードで立て替え、その立替額をオフィスから現金で貰う。

 この方式で既に1か月前に購入した実績がある。今回は2回目の注文で、金曜日に配達とのこと。金曜日は別のオフィスで仕事があったので、夕方、当のオフィスに立ち寄って配達された本を受取り、週末に読むことにした。*1
 それで、金曜日の昼過ぎ、例によってアマゾンから配達確認メールが来た。13時03分に配達完了とのこと。当のオフィスに電話したら届いていないと言う。3時過ぎにまた電話してもまだ来ていないという。それで、アマゾンからのメールに出ていた*2芝郵便局の問合せ窓口に電話した。受付嬢は正確に状況を聞いた後、落ち着いて、オフィスのビルの1階の郵便受けは確認したかと聞く。私もはたと気が付き、オフィスに電話して確認したら、事務室内しか探していなかったということで、1階に見に行ってくれた。
 結局は郵便受けに届いていた(郵便局の受付嬢が落ち着いていた訳だ)。宅配便は、オフィスの部屋まで配達してくれると思い込んでいたので、このようなことは初めてだとオフィスの人は言う。私もアマゾンは宅配便と思い込んでいて、郵便局が参入していたとあまり意識していなかった。郵便局は、ビルのオフィスでは1階の郵便受けにしか入れないとは知らなかった。自宅では普通郵便物の配達は1日1回しかない。このようなサービス低下を、当のアマゾンは知っているのだろうかと思って、見てみると、メール便はポストに入れた時点で配達完了と書いてあった。これからは注意しよう。
2) コンビニ受取り
 別の私用の本をアマゾンで注文し、土曜日に近くのコンビニに受取りに行ったら、来てないと言う。連日のアマゾン配達のトラブルだが、結果から言うと今回は、アマゾンに全くとがは無い。何故コンビニで受け取るかについては、後述する。
 また、前置きが長くなるが、コンビニ受取りの方法は、ローソン受取りの場合*3、アマゾンからの配達確認メールが来ると、ローソンに行き、Loppi*4を使い、メールに出ている番号や確認コードを打ち込む。Loppiから出てくる引換票をレジに持って行くと、奥から配達された商品を出してくれるというものだ。
 トラブルとは関係がないが、今回の配達確認メールには、新しい2番目の受取り方法が紹介されていた。すなわち、スマホで、メールに出ているURLにジャンプすると、画面にバーコードが表われるから、それをローソンのレジで見せればいいとある。Loppiでは何桁もの番号を入力しなければならなくて面倒なので、これは便利だ。ということで、画面をレジで見せたら、店員はこんなのは知らない、初めてだと言う。それでも、ちゃんとスマホの画面にある店員への指示を読んで、引換票を印刷してくれた。
 それで今回のトラブルだが、上述のとおり、本が店舗に届いてないという。クリスマスシーズンのせいか、アマゾンからのコンビニ渡しの商品が20個近くもあって、探しても無いと言う。たまたま、これも配送業者は、前日と同じJapan Post(=日本郵便)だ。ローソンの店員は無いというが、アマゾンからのメールでは前日に配達したとある。日本郵便に電話したり、てんやわんやになったが、結局両者(ローソンと日本郵便)で調べるので、待つこととなった。小1時間ほどして電話がきたが、20個近くの商品を再チェックしたらその中にあったという、ローソンとしてはお粗末な結果になった。皆さん忙しいのだ。
 こういう連日のトラブルを考えると、電子書籍の方が配達のトラブルが無くていいかと思う(本屋で買うのが一番間違いがないかも知れない)。*5
(コンビニ受取り)
 アマゾンの注文の受取りにはコンビニ受取りをよく利用している。大きな理由は2つあって、第1は、自宅配達で不在の場合に再送を頼むことになるが、これは、配送トラックのエネルギーと人件費の無駄遣いで申し訳なく思う。第2は、注文品の梱包材料を自宅だとゴミに出さなければいけなく面倒だが、コンビニ受取りだとその場で開けて梱包材料をその店舗に置いてこられる。もう1つ、散歩になるという利点もある。
 家人に見つかると、隠れて買物をしているのだろうと疑われる。結果として、報告しない買物になることはあるが、別にやましいものを買っている訳ではない。リアルの本屋での買物も全て報告している訳ではない。
 なお、アマゾンの注文は全てコンビニ受取りにできる訳ではない。アマゾンの直扱い品が原則で、いわゆるマーケットプレイスの商品(本だと中古品などの場合)は、自宅配送しか取り扱わないものが多い。

*1:実はこのブログを書いていて、未だあまり読めていない。

*2:正確に言うと、メールからジャンプできるJapan Postの検索ページ

*3:アマゾンのコンビニ受取りでは、セブンイレブンは何故か対象外。

*4:ローソンの店頭に設置してあるマルチメディア端末で、ネット販売の商品やチケットの受取りなどができる。

*5:全くの余談だが、電子書籍は直ぐ読めていいとの経験談を1つ紹介する。10月に映画「蜩ノ記」(ひぐらしのき)を見た。評判作でまあ面白かったが、帰ってから考えると納得いかない点が2-3ある。夜ベッドの中で気になり、原作を読んで確かめようと思った(映画を見てから本を読むことは滅多にない)。それで真夜中2時頃に、ベッドの中でタブレットを操作して、葉村麟 著の同名の小説を購入し、読み出した。明け方は流石に眠くなって中断したが、朝食後昼前には読み終えた。隣のベッドで寝ていた家人は気が付かなかったと言う。原作は映画とほぼ同じ(逆か)で、納得いかない点は変らない。説明は省略するが、私はあまり評価できなくなった。