青春18きっぷ

 3/1から4/10までは、春の「青春18きっぷ」の利用期間だ。3月初めに別の切符を買いに駅に行った時に、ついでに衝動的に買ってしまった。JRの各駅停車が5日間乗り放題だ。本記事では、1)青春18きっぷの概要と購入の経緯、2)私の利用方針、3)今回の利用実績(偕楽園の梅、宇都宮の大谷観音、佐野のカタクリの里、横川のアプトの道、さきたま古墳群、牛久大仏、日立のさくらまつり、他)、4)今回新しく使ったツール(カーシェアリング、YAMAPアプリ他)を紹介する。約9,000文字と長いがご容赦を。
1) 青春18きっぷの概要と購入の経緯
 JRの各駅停車のみ*1乗り放題5日(5回)分で11,850円だ。2人以上で使うことも可能で、その場合1人が1日(1回)分だ。1枚の切符に5回分の日付スタンプ欄がある仕組なので、一緒に乗車していなければならない(5枚になっている訳ではない)。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%92%E6%98%A518%E3%81%8D%E3%81%A3%E3%81%B7  
 1日分約2,400円以上の旅行なら元が取れる。1日で往復するなら、片道1,200円の距離だ。東京からなら、東海道線では小田原の手前の二宮、内房線だと木更津、外房線では茂原、中央線では上野原の次の四方津高崎線では熊谷の次の籠原東北本線だと小山の手前の間々田、常磐線では土浦の次の神立ぐらいの距離だ。
 使用期間は年3回で、3/1から4/10、7/20から9/10、12/10から1/10の各期間ごとに発売される。10代の若い人が使いやすいように春休み等になっている。ただし、何歳の人が使ってもいい。
(購入の経緯)
 青春18きっぷは、昨年4月に90歳で亡くなった義理の叔父が、死ぬ2-3年前まで使っていたという話を葬式の時に聞いていた。具体的にどこに行ったかなどの詳細は、本人に聞く機会がないままになって残念だ。本年4月の1周忌までに使ってみようと考えていた。私は学生時代によく鉄道旅行をしていたので、もしその時にあったら絶対使っていたと思う。しかし、1982年に始まったとのこと。私はもう社会に出ていたし、結婚もしていたし、大体名前からして10代向けかとの勘違いがあって、使うことは思いつかなかった。
 今年の初めから青春18きっぷにトライしようと考えていて*2、芦原伸著「60歳からの青春18切符」(新潮新書、2009年)を買った。青春18きっぷに関する本は実に多く、最新の情報も必要と考え、併せて図書館で、所澤秀樹著「青春18きっぷで愉しむ ぶらり鈍行の旅」(光文社文庫、2015/7発行)を借りて来た。新しい本は借りて古い方を買ったのは、Amazonの中古本だと95円プラス257円(送料)=352円で安かったからだ(定価は税別で680円)。
 本を読むと、この切符は大変な人気で、期間内の長距離普通列車は、見るからにそのような人たち(老若何れも)で混むらしい。そのような列車については、JRも列車編成を長くするそうだが、信じられない人気だ。

2) 私の利用方針
 上述の青春18きっぷ紹介書では、1日(1回分)でどこまで行けるかというのが紹介されていて、東京駅を始発駅とすると、各駅停車を乗り継いで、1日で西は下関手前まで行けるらしい。青春18入門者の私はそんなこと(距離を稼ぐことやどれだけ得をするか)は考えずに、体力を考慮し無理のない範囲に留めたい。始発に乗って終電で帰るというタイトなスケジュールは避けたい。日帰りだと関東地方の範囲だ。
 ここでどうでもいい屁理屈を言うと、私は鉄道旅行は好きな方で、若いときから好んでいた。しかし、心から好きかというと、今の歳に近づいてから振り返ると、そうではないということが薄々判ってきていた。車窓風景に感銘を受ける小説や紀行文を10代に読んで、同じ感動を求めて鉄道旅行をしてきたが、感動は殆ど得られず、詰らない風景が続く。
 そもそも、例えば米国のグランドキャニオン、ナイアガラの滝、モニュメントバレーなどに比して、日本の自然風景は規模が貧相で、すぐ飽きてしまう。里山風景には、少し懐かしい感じはあるがそれだけだ。例えば、図書館で借りた「車窓で旅する日本列島(諸井貴志、交通新聞社、2007年)を眺めると、出ている写真の半分以上は、列車や鉄道が、風景の一部に被写体として写っている。私はこのような鉄道の写真が好きだが、車窓からは見えない。これらは、車窓からは撮れない写真だ。それからこの写真集は、車窓から外を撮った写真も、何故か窓枠や列車の車内を一緒に写しているのが多い。外の景色だけの写真は本当に少ない。車窓からの風景だけでは絵にならないのだとは、言い過ぎだろうか。ということで、外の風景には直ぐ飽きるという私の印象には、若干普遍的な面があるのではないかと思っている。
 それで、この切符については、自分の老い先を考えて、今まで少し関心があったが行ったことのないスポットを訪問するものとした。わざわざ切符を買って行くまでもない所という、いわばB級スポットだ。C級でもいい。B、C級スポットと言うと地元の人は気を悪くするかも知れないが、正しくは「BC級スポット巡り」だ。「BC級」は「「巡り」に掛かる。スポットの価値を知らず、意味も探索せず、鑑賞眼も無く、ただ行って撫でるだけという旅行者だ。中学生の時に1泊の修学旅行で長野県の高原に行き、朝の日の出の風景を描写する短文を書いた。先生は誉めてくれたが、私自身は風景に感動した訳でもないのに思ってしらけ、その後このような文章は書かなくなった。

3) 利用実績
 先ず余談だが、今回の3/1から4/10という期間は、私にとってたまたま雑用が重なっていて忙しかった。例えばその間に法事が5回あった。3/4(富山の甥の連れ合いの49日)、3/10(家人の妹の3回忌)、4/3(義理の叔父の1回忌)、4/10(別の義理の叔父の1回忌)、それに人ではないが、3/23に、飼い犬の3回忌の時期に合せて、動物霊園の春の合同法要にも出た。その他にも、アルバイトの勤務先は、年度末の調査報告書作成の追い込みだ。歳のせいか、多忙のせいかチョンボを幾つかしてしまった。家人に誘われて、3月末に2泊3日、4月初めに1泊2日の旅行に行った。ちなみに確定申告は2月に済ませている。
閑話休題。それでは具体的な利用実績。
〇 3月17日(木)  常磐線の水戸、土浦
 目的スポットは、偕楽園の梅まつりと霞ヶ浦で、何れも初めて。偕楽園はA級スポットだが、行った当人はC級。霞ヶ浦は地図を見ていたら、土浦駅から近い。琵琶湖に次いで日本2位(広さ)の湖なのに行ったことがないというだけの理由だ。駅から歩くと割に遠くて疲れたが、予想通り大したことはなかった。
〇 3月23日(水)  東北線(宇都宮線)の宇都宮と両毛線(東北線の小山から高崎までの支線)の佐野。何故か家人が同行すると言い出して、2回分使うことになった。
 目的スポットは、大谷観音(宇都宮からバスで約30分)とカタクリの群生地(佐野から5km、手前の岩舟駅から3km)だ。
 大谷観音は、大谷石の産地にある磨崖仏(大きいのは高さ約4m)で、平安時代に彫られたものだという。また傍に第2次大戦後に作られた高さ27mの平和観音像がある。その後、同市に住む友人から地下の洞窟もあると聞いたが、判らなかった。
http://4travel.jp/domestic/area/kanto/tochigi/utsunomiya/utsunomiya/temple/10004815/ 
 佐野のカタクリ群生地は、何か勘違いして岩舟駅から1.3kmと思い込んでいたが、実は3kmもあって、歩き出したら大変だった。しかも、岩舟駅の前に立っていた大きな案内板が紛らわしく(後述)、反対側に500m以上歩いて戻るという無駄をした(合計で4km以上歩いたことになる)。道路に並行した両毛線を走る電車の行先表示がどうもおかしいと思って、スマホの地図アプリで確認したら逆向きと判った。最初から地図アプリを使うべきだった。
 間違いの元である案内看板は、戻ってから改めて見ると、やはりおかしい。北側出口に北を向いて立てられている。北が上の地図なので、どうしても北が線路の向う側だと誤解する。正しくは線路の手前側が北だ。駅前タクシーも1台いたが、20分後に予約が入っているということで、乗せてくれなかった。
 カタクリの群生地は日本で幾つかあるが、天然記念物としては、ここは1.5haで、大きい方のようだ。私の故郷の高岡市は、万葉集を編纂した大友家持が国司として赴任していた場所だ。家持が、高岡でカタクリの古名であるカタカゴを題材にした歌*3を詠んでいたこともあり、言葉としてなじみはあったが、実物は殆ど見たことがなかった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AF%E3%83%AA 
 帰りに佐野駅へ行くタクシーの運転手に聞くと、10-20年前(上記のURLを見ると3-40年ぐらい前か)にこの地に来た人が発見して、珍しいものとして大騒ぎになったそうだ。しかし、当初は混雑したが、咲く期間が短く、根を張る多年草で、季節によって花を植え替えることができないのでシーズンが限られている。そのため観光投資も不十分で、今はそれほどの混雑はないとのことだ。
http://www.tochinavi.net/spot/home/index.shtml?id=3375 

〇 4月6日(水) 信越本線の横川と高崎線の熊谷
 横川の「アプトの道」に行った。昔の信越本線の横川(群馬県)と軽井沢(長野県)との間の碓氷峠(急坂)を越えるため、アプト式鉄道が敷かれていた跡だ。アプト式(発明したスイス人Abt氏にちなむ)とは、線路の間にノコギリ状のラックという第3軌条を敷き、機関車の動輪に歯車をつけてかみ合わせて急坂を昇る仕組みだ。碓氷峠信越線は1893年蒸気機関車アプト式で開通した。蒸気では能力不足で、その後1912年に電気機関車アプト式が開通して、1963年まで使われていた。1963年に高速運転が可能な新線が開通し、アプト式の旧線は使われなくなり、更に1997年の北陸新幹線(当時は長野新幹線)の開通に伴い、新線(今では廃線。一部がアプトの道から遠望できる)も使われなくなった。
 「アプトの道」は、この1963年まで使われていて廃線になった、旧旧線を全長5.9kmの遊歩道としたもので、2012年に完成した(一部は2001年)。
http://www.city.annaka.gunma.jp/kanko_spot/megane_hiking.html 
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%88%E3%81%AE%E9%81%93 
 1963年といえば私は17歳。弊ブログ「50年以上前の東京の想い出」(id:oginos:20150327)で書いたが、富山県から東京によく出てきていたので、この碓氷峠信越本線の昼間の急行は、小中学生の頃母と一緒に何回か利用した(多くは上越線経由の夜行だったが)。母が横川駅で釜飯やミカンを買っていた。実は、アプト式というのは絵本で知っていたが、上を通る時にはよく理解していなかったと思う。1965年に東京の大学に入学してからはしばしばこの信越本線を利用したが、アプト式の確認ができなくなって寂しく感じた。
 体力と時間を考えて、全長5.9kmの全行程ではなく、横川駅から途中の名橋、めがね橋までの4.7kmの往復(計約10km)に留めた(当初からの計画)。
 このアプトの道は、めがね橋の景観が素晴らしく、途中の鉄道が走っていたトンネルも多く、景観にバラエティがあってよかった。私の思い入れもあって、A級スポットと言っていい。この時沢山撮った写真については、後述の「YAMAP」で紹介する。
 帰りに熊谷に途中下車し、「埼玉古墳群、さきたま風土記の丘」に行った。10個もの古墳があるというが、どんなふうに保存されているのかと思っていた。古墳の形が本当にあり、公園になっていて桜も満開だった。
http://www.geocities.jp/jw_mura/kofunn/kofun01.htm 
 本来の最寄り駅は、行田か吹上だが、後述のカーシェアリングのステーション(カーシェアの車の置き場所)が無い。従って熊谷駅のタイムズのステーション(コインパーキングの駐車場内)から借りて行った。

〇 4月9日(土) 再度、常磐線の牛久と日立
 牛久は、牛久大仏。かねて有名で、行って見たかった。牛久駅からカーシェアを利用。地上120mの世界一の青銅像というが、その大きさには本当に驚いた。ニューヨークの自由の女神は、掲げた手の先までの高さが93mだし、台座も高いから、牛久大仏の大きさには圧倒される。
http://daibutu.net/ 
 日立は、上述の通り、3/17に水戸に行った際に駅に置いてあった茨城県の観光案内に出ていた「日立さくらまつり」を見るためで、これが常磐線を再訪した主目的だ。。9日、10日と山車が出る。この山車は日立風流物といって、ユネスコ無形文化遺産になっているという。その上で人形芝居をしていたが、無声のこともあり、よく判らなかった。「日立風流物」の他、会場の長い通りでは色々なイベントをしていた。また、駅舎の中の3方透明なカフェも上述の案内書に出ていて面白かった。
http://www.city.hitachi.lg.jp/event/002/p050796.html 

4) ツールの紹介
 4月に行った後半の2か所について、カーシェアリングとYAMAPというアプリを利用して、満足した。それから、弁当の工夫も述べる。
(カーシェアリングの利用)
 JRの各駅停車だけでは、スポット巡りの際の機動性に欠ける。すなわち、バスは本数が少ない。タクシーは高い。レンタカーは、半日が最低で高い。例えばある駅レンタカーを最近利用したが、最低6時間で5,630円だ。1時間半しか使っていない。カーシェアリング(以下、「カーシェア」)の場合、15分単位で使え、200円/15分だ(タイムズの場合)。4月になってカーシェアに急遽加入した(タイムズカープラス)。
 カーシェア・サービスについて簡単に紹介すると、近年、コインパーキングの駐車場等において急成長している。形式的には車を会員間で共有との形にして、実質的にレンタカーに類似したサービスを提供するものだ。レンタカーとの違いは、a)事務所まで行って借りるための書類を作成する手間が不要で、ネットで簡単に予約できる、b)数が少ないレンタカー事務所と異なり、多くの無人駐車場に車を置いておける、c)ガソリン代、保険代がこみで15分間200円程度からという安価な値段である、などだ。2015 年初めの時点で、全国で車両数16,418台、会員数681千人のレベルに達している。事業者は、上位3社(タイムズ、オリックス、カレコ) *4で9 割以上のシェアを占めている。
 カーシェア事業者の一覧は次のURLにある。
http://www.ecomo.or.jp/environment/carshare/carshare_list.html 
 青春18きっぷの補助ツールとして使うには、車両ステーション数の多さが鍵になる。2位のオリックスの1,348個所に対し、6,462個所と断然多いタイムズを選ぶのは当然と思えるが、悩みもある。毎月の会費が1,000円だ。利用料に充当されるが、使わない時期でも月1,000円取られる。ただし、6/6までのキャンペーンとして、当初2か月間会費無料(1,550円のカード発行料も無料)なので、取りあえず申し込むこととした。青春18の無い時は殆ど使わないだろう。その後月会費の無いところを選ぶことも考えられる。例えば、オリックスには月会費ゼロのプランもある(ただ、15分当り300円)。
 タイムズカープラスのURLは、https://plus.timescar.jp/ 
 過剰心配症の家人には内緒で、4/3にウェブで申し込み、店舗でカードを受け取り、4/6の熊谷から使った。スマホからの検索、申込み、変更が極めて容易だ。カーナビ標準装備が有難い。レンタカーもそうだが、カーナビがあることで、気軽に使おうという気になる。このカーシェアの場合、使ってみて有難味が判ったことは、a)予約段階で、PC、スマホからカーナビの目的地を設定しておくことができる、b)予約の変更は1分前まで可能、c)返却時刻の変更は車のカーナビ画面(カーシェア用サービス画面)で可能*5、d)車の返却場所(借りた駐車場所)はカーナビの画面で一発指定できる、などだ。
 運転に絶対の自信がある訳ではなく、家でも余り運転をしていないので、安全には気を遣った。例えば4/9は、当初日立から牛久とのプランだったが、カーシェアの運転は元気な午前がいいだろうということを、朝電車に乗ってから思いついた。それで電車の中からスマホを操作して予約を変更した(便利だな)。
 今後については悩んでいる。月1,000円の会費を払い続けるか、月会費の無いオリックスに替えるか、はたまた家人にばれて解約させられるか。会費無料期間の5月末までに決めなければいけない。

(YAMAP)
 友人のfacebookを見ていたら、歩き回った記録として、距離と高低差の統計が出ていた。「YAMAP」(ヤマップ)とのロゴが出ていたので、調べたらスマホのアプリだ。元来は山歩きの人向けで、山などの地図がダウンロードでき、実際に歩いた行跡(軌跡)や距離、行跡の上り、下りの標高差が記録される。GPS機能を活用するもので、バッテリーの消耗が気になるなら機内モードにすればいいとも書いてある。ウォーキングにも使えそうだ。
 私が関心を持ったのは、距離の記録もさることながら、行跡(軌跡)が記録されることだ。散策しているとどこを通ったか判らなくなり、家に帰って地図を見ようと思っても面倒くさくなる。スマホの地図アプリを散策の途中で開くのも時間が掛かる。車でドライブしていても、どこを通ったかをあとで確認するのに便利そうだ。ちなみにこのアプリはGPS利用だから、歩行だけでなく、車での移動についても距離や行跡が記録される。カーナビで移動していると、どこを通ったか判らなくなるが、事後に確認できそうだ。
 ということで、徘徊老人、いや散策老人には便利なアプリと考え、インストールした。このアプリをどういうジャンルと呼べばいいのか判らないが、サブタイトルには、「山登り・アウトドアの新定番」とある。https://yamap.co.jp/top 
 使ってみて気がついたが、写真を撮る機能(正確にいうと、スマホのカメラと連携する機能)があって、上述のように記録された行跡の撮影場所に紐づけされている。写真を整理する必要もなく、場所に紐づけされるのは便利だ。無料でこういうアプリが使えるのは驚きだ。友人のHS君、有難う。
 また、公開の機能がある。こういうソーシャルなシステムは、私は応答が億劫で、通常は公開しないが、試みに、「アプトの道」の行跡を公開にした。YAMAPには普通のSNSの「いいね」ボタンに相当する「参考になった」というボタンがある。6日の午後に、電車の中からスマホで公開した(説明を付けない写真だけ)のに、同日中に10件以上もそのボタンが押されたとの通知があってびっくりした。本来は、その人たちのページにもアクセスして返礼(ボタンを押すなど)しなければいけないのだろうが、面倒でしていない。
 しかし、私の写真に全く説明が無いのは折角の読者に失礼だと思い、翌7日に殆どの写真にコメントを付けた。更に、「埼玉古墳群」も写真の枚数は少ないが、コメントをつけて公開した。それにも「参考」ボタンが続々と押される。この2つだけで、7日中に寄せられた「参考になった」ボタンは40にもなった。ただ、8日になると無くなった。SNS奥手であり、山登りもしない私としてはやや怯える。まともに応対していたら日が暮れる。
 ちなみに、私が公開したもののURLは次の通り。撮影した写真とその撮影場所がポイントされている軌跡図等がある。
「アプトの道」 https://yamap.co.jp/activity/290639 
「埼玉古墳群」  https://yamap.co.jp/activity/290827
 9日の行動もアップした。
牛久大仏」 https://yamap.co.jp/activity/291626
「日立さくらまつり」 https://yamap.co.jp/activity/292399

(弁当の工夫)
 青春18案内書にも書かれているが、タイトなスケジュールで動いていると食事が摂れないことがあるらしい。駅での移動時間が短く、ローカルな駅には食堂や弁当屋が無い場合がある。通勤電車内では弁当を広げられない。私はタイトな移動はしないが、糖尿病で糖質制限食を続けている。例えば弊ブログ「糖質制限食(その3)」(id:oginos:20151114)を参照。問題は、駅弁はご飯が一杯で、糖質制限者としては怖い。駅の施設も立ち食いソバ、サンドイッチなど糖質ばかりだ。いざとなれば、弁当の中のご飯を食べない、半分以上残すという手があるが、捨てるのは心が痛む。
 最近糖質制限食がよく出ている。ロ−ソンのブランパン(ふすまを小麦粉の代替として使ったパン)、月桂冠、白鶴の糖質ゼロの日本酒、明星の糖質を抑えたカップ麺(ブランド名は「はじめ屋」)などだ。それで最近発見したのは、ファミリーマートが3月中旬に発売した糖質30gの「鶏の柚子こしょう焼き弁当」だ。食べたがそれほど悪くない。4/9の日立へ行く際は、前々日に近くのファミリーマートで予約し、当日の朝受け取って出かけた。
http://www.family.co.jp/company/news_releases/2016/160314_04.pdf 

(おわり)
 青春18きっぷは、何とか事故もなく有効に利用できた。この3-4月は、気温と東証株価指数の乱高下が特徴だったと思う。その中で、出かけた日が全て暖かい日だったのは恵まれていた。また、4月はきれいな桜があちこちで見られた。次回の青春18きっぷは、前述の通り、7/20から9/10までの期間だ。元気ならまた利用しようかと思う。

*1:快速列車などは可。私鉄は駄目で、第3セクターの鉄道も殆ど駄目。

*2:1/1の弊ブログ id:oginos:20160101 「4)のa)徘徊老人」を参照

*3:もののふの八十娘子らが汲みまがふ寺井の上のかたかごの花。私はそんなにいい歌とは思えないが。

*4:オリックス社だけがコインパーキング事業をやっておらず、他から個別に駐車スペースを借りている。また、カレコとは、コインパーキングの「三井のリパーク」が運営するカーシェアサービスの名前。

*5:車中で、スマホからサイトを呼び出すのは焦る。今回実際に返却予定時刻に近づくと、声でその旨知らせてくれた。慌ててスマホを取り出そうとしたが、事前に電車の中で読んでいた取説に、カーナビからできると書いてあったのを思い出し、簡単に延長できた。もちろん路肩に停めて操作。