購読新聞の変更(東京新聞へ)

 また、新聞を替えた。今度は東京新聞日経→朝日→毎日→東京新聞の順。過去2回の変更の経緯はブログで紹介した。長く購読していた日経から、単に「気分を替えたい」というだけの理由で、昨2017年2月に朝日に替えた。それから半年ほどして毎日に替えた。次は過去のブログ。以下、今回の経緯等の雑談。

  id:oginos:20170216 「新聞の変更」 id:oginos:20180320

(購読料)

  毎日新聞の次に替えるのは普通なら読売新聞だが、半年余りで替えるのは毎日新聞の販売店に悪いかと思って、東京新聞にした。東京新聞の購読料は、次のとおり圧倒的に安い。退職者(私)の家計が苦しくなったからだろうと善意に推測してくれるだろうと思ったからだ。

  購読料について調べると、東京地区で定期購読できる全国紙は6紙。その購読料月額(朝夕刊込み、税込み)は、朝日、読売毎日新聞が4,037円、日経が4,900円、東京新聞が3,343円だ。産経新聞は3,034円だが夕刊が無い(東京新聞の夕刊無しは2,623円で最安値)

http://luckystyle.jp/?page_id=56  

(電子版)

  新聞の電子版は、毎日のニュース・メール、検索等のサービスがあって便利だ。サービス内容、料金(無料も含め)等は新聞によって相当異なる。

https://www.newspaper-navi.com/entry/denshiban-hikaku  

  日経購読時は、プラス1,000円/月で日経の電子版を申し込んでいた。購読を辞めてからは無料会員に登録した(現在も)。ニュースメールが毎日来る。無料会員は月に10記事まで全文が読める。日経新聞だけでなく、日経ビジネスオンラインや健康関係ニュース(他にも多くの分野がある)も読めて便利だ。以前の弊ブログでも書いたが、電子版は日経が量、質ともに最高だと思う。

  次の朝日新聞購読時は、プラス1,000円/月で同紙の電子版がフルに(各種サービスもフル)読めた。購読しない場合は、フルに読めるデジタル・コース(3,800円/月)と1月に900記事だけ読めるシンブル・コース(980円/月)(スクラップ機能が無いなど制約が多い)がある。購読を辞めた後は登録無料会員となった。ニュースメールに加え、1日に1記事だけ全文が読める(読める記事には制約がある)。

  毎日新聞購読時には、購読者には電子版が無料でサービスされた。毎日(これは新聞名ではない。副詞)、ニュースメールが来て、記事は全部フルに読める。現在購読を辞めてから半月ほど経過しているが、まだフルに読める。そのうち駄目になるだろうと覚悟している(購読者向け電子版の申し込みは販売店からで、私には責任が無い筈)。

  さて、新しい東京新聞にも電子版はある。ただ3,450円/月で、購読者向けのサービス(無料ないし大幅割引)は無い。これは高すぎるのでパス。参考までに、他の読売新聞の電子版は、購読者だけが対象だが、紙プラス150円/月で圧倒的に安い。

  それで、現在は、東京新聞を紙で購読、朝日新聞電子版のシンプルコース(980円/月で月に900記事)、日経電子版の無料登録会員(月に10記事)、毎日電子版の購読者用会員だ(何時まで続くか判らない)。ニュースメールが多くて食傷気味だが、読み流している。

(切り替えのタイミング)

  切り替えは、毎日新聞の連載小説に区切りがついたのをきっかけにした。小説は朝夕刊と2つあるが、たまたま1か月以内の間隔で終了するとのアナウンスがあり、遅い方の連載の終了日から切り替えた。毎日の次の小説は、朝刊が宮部みゆき、夕刊が又吉直樹で少し心動かされた。しかし、宮部みゆきは前にもよく読んでいるし、今回は、「三島変調百物語」という江戸時代の怪異小説シリーズの1つで、私としては少し興味の薄いジャンルなので、我慢した。又吉直樹の方は初の連載小説で、題名も「人間」と意欲的で興味深い。しかし、芥川賞受賞作「火花」は、私としては正直それほど面白くなかったし、「人間」というタイトル名も重い。ということで、「気分を替えたい」ことを優先させた。

(最終面)

  最終面がテレビ番組欄でなく、また(全面)広告欄でもないのが日経と同じでいい。テレビ番組表は、一番真ん中の4頁を使っている。抜き取って見てほしいというので、これはこれでいい。最終面は拘りの文化欄だ。

(目次欄)

  目次が1面ではなく3面にあるのが不満だ。正確にいうと、1面に「ニュースピックアップ」という欄があって、数個(最大10個ぐらい)の目玉記事を紹介している。大きさは、紙面換算で横10行、縦6段(半頁)分だ。目次は3面にあり、縦は同じだが、横は8行分(今日の紙面)とやや細い。小説などを真っ先に読みたい人は、3面を開いて目次から探す必要があって不便だ。やはり目次は1面においてほしい。

(ページの段組)

  ほぼ全頁1頁12段。例外は文化欄など変形段組の頁で、12段より少ないように見える場合もある。それにしても毎日新聞の12段組は1-3頁のみ、他は基本的に15段(しかも活字のポイントは12段組と同じで大き目)というのは何なんだろうと思う。なお以前に述べたとおり、日経新聞はかたくなに全頁15段組で、折って読むと、8段目が折れて甚だ読みにくい。

(全頁数)

  東京新聞の全頁数は、価格の安さに相応してか少ない。日経、朝日は40頁が基本(最近の朝日は少なくなっているようだ)だが、東京新聞は基本的に30ページ未満だ(毎日新聞は価格は高いが28頁が多い)。安いから、文句をいう積りはない。頁数が多いからといって読みたい記事が多い訳でもない。ただ、私が不満なのは、全頁数が4の倍数でないことが割に頻繁にあることだ。

  実は私は10年来「新聞クリップ」を愛用している。朝、新聞が来るとこのクリップを真ん真ん中のページに挟んで読み始める。頁をめくっていってもちゃんと折りたためて気持がいい。周りの知合いに寄贈(?)すると大体喜んでくれる。紛失したけどどこで入手できるかと聞いてくる人もいた。家人の友人も喜んでくれて、今までのあの「ぐしゃぐしゃ」感が嫌だったのよねと言っていたらしい。次のウェブページは、使い方が丁寧に図解されていていい。

https://item.rakuten.co.jp/spotshop/shinbun-clip/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_113_0_10001868  

  全頁数が4の倍数でないことの問題は、裏表2頁の半分の大きさの紙が残り、クリップに引っかからず、抜けてくることだ。1枚だけだがぐしゃぐしゃとなる。4の倍数でないのは、朝日、毎日などでは1か月に1-2回程度だったが、東京新聞は週に2-3回という感じだ。

(折り込みチラシ広告)

  ぐっと量が減った。ある意味で寂しいが、配られなくなったものを思い起すと、住宅と車関係が殆どだ。料金が安い新聞を購読している家は、住宅や車は買わないと考えているのだろう。しかし、私としては、スーパーや区の広報が入ってくるので問題はない。

(内容)

  普通の人にとって関心の高い記事の内容の比較については、よく判らない。購読を始めた時は、東京新聞は当局発表のフォローが多く、突っ込みが少ないなどと思ったが、それなりに面白い記事もある。ただ、パズルなど娯楽欄が若干少ないかと思う。

  最近朝日新聞が1週間限定の試し読みを置いていった(昨日で終り)。比較の意味で、両紙を丁寧に読んだが、それほど極端な違いを感じなかった。私の読解力が衰えたのと、世の中への関心が薄らいできたのかも知れない。