初めてのスマホカーナビ

 4月1日から箱根に2泊3日のドライブをした。初使用のスマホカーナビでの失敗談を報告する。

 出発の2-3日前に 洗車をしてエンジンをかけて見たら、車載のカーナビが「データの互換性が取れません」との表示を出して動かない。不吉な予感でディーラーに電話したら、出発当日の1日の午前にしかサービス部門の予約が取れないという。同日にチェックで1-2時間待たされた結論は、その日のうちには直らない、メーカーにデータを送って確認するので、今日は取りあえず車だけを返すとのことだ。ETCは動くとのこと。

(カーナビホルダーを購入)

 困ったが家人と相談して、息子が何時も愛用しているのを真似て、スマホのカーナビで行こうということになった。目的地は箱根の強羅。箱根の仙石原はよく行っているが、強羅は1度しか行っていないし、初めての宿だ。地図で見ると道が細くて曲りくねり、相当ややこしい。スマホカーナビで大丈夫か不安だったが、近くの日曜大工センターで、スマホホルダー(ダッシュボードの上に取り付けてスマホを固定する)を買って取り付けた。取付け説明図は多いが判りにくく、後で判明したが間違って取り付けた。スマホのアプリは、徒歩ナビで馴染みの「グーグルマップ」。

(使えなくなった機能)

 カーナビはもちろん使えないが、ラジオも駄目で無声の運転になった。リアビューカメラも映す画面が無くなったので使用不能に。これは、苦手の車庫入れなどに活用していて便利だった。

 幸いまだ使えるのは、ETC、ACC(オートマチッククルーズコントロール)、ACCが使えるからオートストップも大丈夫だろう。ACCは、高速道路での運転の緊張感を相当緩和してくれて、私には有難い。

(スマホカーナビの利点)

 息子もよく言っているが、行く先の検索が簡単で、音声入力も可。ちなみに、我が家の古い車載カーナビだと、住所や電話番号等で検索できるが、カーナビCDに登録してあるものでないと駄目だから古い場合もある。更新は2-3年毎で高価。スマホのデータはクラウドにあるから、基本的に最新だ。

 スマホは画面が小さいがしょうがない。最初は勝手知った東名高速なので気楽だ。ちなみに、経路は東名から厚木ジャンクションで小田原厚木道路に分岐し、小田原、箱根湯本経由で強羅だ。ローカルな細かい話で恐縮だが、次のの失敗談に通ずる。

(最初のトラブル ー ジャンクションを見落し)

 スマホのバッテリーの残量が30%台になってきたので節約するため、勝手知った高速だからとスマホを切って充電を始めた。ケーブルが短いのでホルダーから取り外して充電。ところが車高の高いトラックの後だったので、小田原厚木道路へ分岐するジャンクションの標識を見落した。従来は、分岐の表示は車載カーナビの画面にもしつこく出てくるから見落すことはない。今まで如何にカーナビに依存していたかを実感。

 しかし、今回は経路を御殿場IC経由(やや遠回りではあるが)に変更してこれは大過なかった。

(スマホがホルダーから落ちる)

 ICを出て一般道に出てから、間違った取付けのためホルダーが緩み、スマホが落ちてきた。助手席にいた家人に頼み、老眼鏡に替え、スマホを持ってもらった。表示内容を大きな声で言ってもらう。内容は「○○メートル先を左(右)折」。運転手は車の距離メーターを見つつ従っていく。強羅への道は曲りくねっていたが、これでどうやら辿りつけて、感激した。

 途中運転中に、スマホアプリに慣れない家人を助けるため、手を伸ばして、危険運転になったこと、停車中だが、カーナビが始まらず、原因が自転車ナビになっていたためとか、トラブルがあった。当然だが、慣れて習熟しておく必要があろう。

 

(今後の対応策)

 車載カーナビの修理の見積りは今後出てくるが、ディーラーの事前の感触だと、機械交換で20-30万円ぐらいかという。あまり運転もしない積りなので、困る。それで帰ってからウェブで調べると、有料の他、無料のカーナビアプリも多い。

 私の使ったグーグルマップも評判がいいが、注目したのはヤフーの「Y!カーナビ」*1。特に注目したのは、ワンタッチで駐車スポットを記録し、そのスポットへの徒歩ナビも可能という機能。広い駐車場では便利だ。早速インストールしてみた。未だ使っていない。

 スマホカーナビのデメリットは幾つかあるが、バッテリー消費量が多いのは共通して指摘されている。これからは長いケーブルで充電しながら使用できるようにしよう。トンネル内や屋内でもGPSが届かず使えない。有料アプリだと、ダウンロードしてオフライン使用ができる場合がある。それから、これからは携帯ラジオなどを持ち込むことも必要だ。

 車載カーナビ修理の見積りが出てきた段階で考えよう。

*1:私は徒歩ナビで評判のいい「Y!マップ」を既にインストールしている。