新聞の変更(また朝日新聞へ)

 


 また購読新聞を変更した。日経→朝日→毎日→東京新聞と変ってきた。2017年2月に、永年の日経から朝日新聞に替えて以来気まぐれに替えている。全く内容の乏しい話だが一応記録の意味で。前回変更の経緯は、昨年9月の弊ブログに。

https://oginos.hatenablog.com/entry/20180919/p1

 今回変更の主な理由は、東京新聞が値上げし、同紙最大のメリットの価値が低下したことだ。2019年4月から、3343円(税込)が3700円となった。朝日新聞の4037円との差が少なくなり、かねての情報量の差のデメリットを補えるとは思えなくなった。朝刊で東京新聞の標準は28頁、朝日新聞は40頁だ*1。しかも東京新聞は最近しばしばこの28頁を下回る(週に2-3回)。あまりにも馬鹿にしているので同紙を辞めるとして、さて次に何にしようかと迷った。先ず読売新聞にしようかと思って、販売所に値段を聞いて驚いた。2019年1月から4400円になったとのことだ。日経はかねて4900円で論外(何れも朝夕刊込みの月額、税込)。産経新聞は3034円だが朝刊だけだ。

 ということで、再度朝日新聞にしようと思ったが、問題は読売に次いで直ぐ値上げするのではないかということだ。ウェブでは、10月の消費税アップの前に値上げかとの噂も出ている。朝日新聞の販売所の人が来たので聞いたら、12月まで現在の価格とすることでその旨の紙も渡すという。すなわち6月からスタートで、6月はサービスで無料、7-12月は4037円だ。それで手を打った。

 問題は幾つかある。最大の問題は東京新聞の連載小説だ。朝刊の小説は凝り過ぎていてあまり好きではないが、2月に始まった夕刊小説が面白い。12歳の少女のBildungsromanだ。

 

【2019年02月04日】公告

次の夕刊連載小説*「満天の花」*作・佐川光晴 画・唐仁原教久

 12日から佐川光晴さん・作、唐仁原教久さん・画による「満天の花」が始まります。激動の幕末を生きる少女の物語です。ご期待ください。

 (作家の言葉) 幕末の長崎から始まる物語です。主人公の「花」は12歳の少女。後に咸臨丸の艦長として太平洋を横断する海舟・勝麟太郎との出会いが彼女の運命を大きく変えていきます。波乱の時代を溌剌(はつらつ)と生き抜く花の活躍にご期待ください。

 

 しかし、この少女の話だけに大枚を長期間投ずる気もしないので、やはり辞めることに。

 東京新聞で感じたことの一部をコメントとして述べる。

  • 前の弊ブログで触れた、目次が1頁と3頁の両面にまたがっていることについては(小説の頁は3頁に載っているので探すのに手間どる)、この4月に改善され、1頁にまとめられた。
  • いい企画がある。特に毎週水曜日の「こちら原発取材班」は、1頁全12段のうち8段を使った記事だ。そのうち全2段を使った「福島第1の1週間」は4つの原子炉ごとに図解で状況を示している。廃炉作業の進捗の遅さにいらいらする。
    記事にもなかなか面白いものもある(例示は略)。しかし数が少ない。
  • (不満) ほぼ毎日ある「こちら特報部」の欄は、右頁と左頁連続の全頁見開きで、複数の記事が掲載される。問題は、その中心記事が、右頁から左頁につながっていて、甚だ読みづらい。添付写真では見にくいが、右頁左半分にある「(米臨界前核実験を)日本政府なぜ容認?」と左頁右半分にある「核の傘依存脱する政策を」とは、文章の続き具合からも判るが、一連の記事だ。このような構成がほぼ毎日に近くある。新聞は普通1頁分を拡げて読むのではなかろうか。2頁分を拡げるのはスペースを取り過ぎる。通勤電車の中で読む人も新聞を大きく拡げられないから問題だろう。

 

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  • 新聞販売所の人が、朝日に替えると、東京新聞より折り込み広告が増えるのでいいですよと言っていた。しかし我が家にとっては欠点だ。不動産、自動車の広告が沢山入っても迷惑なだけだ。
  • 東京新聞のデジタル版は高いので(月3000円台)、現在朝日新聞デジタルのシンプル版に入っている。月980円で月300本まで読める。朝日の購読者には月500円のフルコースがあるという。ウェブを見ると月1000円とあるが、更に割引もあるとは知らなかった。シンプル版ではできないスクラップなども可能だ。

  昨日1日は朝日の初日だった。東京新聞はもう入らない。厚い新聞紙と沢山のチラシが入ってきてうんざり。たまたま土曜日だが、朝日の毎週土曜日のパズルの応募は、メールで可能なことを思い出した。これは大変便利だ。早速応募。ただし前回購読の際、半年程度応募を続けたが、一度も当らなかった。余談だが、テレビのテレビ朝日の言葉検定も毎月応募しているが、当ったことがない。 

 今後は、半年経ったら読売でも取ろうかと思う。ところで、東京新聞の「花」はどうしているだろうか。健気にがんばっているだろうか。

*1:6月以降朝日が配達されて愕然とした。頁数が、1日(土)は32頁(プラスの土曜日版がある)は別として、2日(日)から4日(火)まで全て28頁だ。何時このように劇的に変ったのだろう。