コニーの13回忌

 コニーとは、12年前に亡くなった我が家の愛犬だ。犬種は小型犬のヨークシャテリア。昨日、翌24日のスケジュール確認のためスマホのカレンダーアプリを見ていたら、「命日」との表示がある。開いてみると「命日2014コニー」とある。毎年表示する設定になっている。考えてみると今年で満12年、俗に13回忌だ。墓参りに行こうと思った。

 我が家の事情を説明すると、いわゆる分家ということで本格的な墓は無い。10年程前に家族で議論した。私が海上散骨を希望したら妻が難色を示し、ほぼ初めての家族会議を開いた。妻が、外に出ていた長男と次男を呼んだ。子供たちは関心があまりなく、ママとパパで決めたらいいという。それで、私が納骨堂を提案し、それに決まった。いろいろ探したが同じ区内に手頃なのがあった。容量(定員?)は人間2体プラスペット1体だ。ペットも可能なのが気に入った。

(墓参り)

 墓参りは、家族に案内を出そうかと思ったが、何せ前日だし、若い人たちは忙しいだろうと思って、自分だけで行くことにした。持っていくものは繰出し位牌。母が大昔にくれたものだ。板札への名前の文字入れは、3年前の妻の板札への名入れの機会に併せて行った。戒名は省略して本名のみ。納骨堂では、会員カードを入れてスイッチを押すと遺骨が運ばれてくる。その前で数珠を手にして冥福を祈った。

(コニーの思い出)

 13回忌の墓参りは正直手抜きだが、いろいろ思い出した。妻は子犬を自分で買ってきたこともあり、献身的に世話をし、可愛がっていた。17歳まで生きたが標準より随分長生きと言われた。晩年は歩くのに疲れが見えたので、ペットカートを買った。写真は2012年のものだが、当時はこの種のカートは珍しく、公園に行くと、子供たちが、「犬がベビーカーに乗っている」と歓声を上げて寄ってきた。次は2012年の写真。

 最後は、妻の腕の中で、ひゅっと一声啼いてこと切れた。コニーの思い出はほぼ妻の思い出に重なる。

(注) 筆者の写真の処理技術の未熟さを恥じ入っている。

(2026/7/28追記) 2014年に亡くなった後、2024年に妻と一緒の納骨堂に納めるまでは、前の我が家の住所の近くに在った動物霊園(大蔵動物霊園)に遺骨を納めていた。同所では火葬し懇ろに弔っていた。今の納骨堂は、人間の遺骨が無いとペットの遺骨を納められないとの規定があった次第だ。

(別件) 今朝(7/28)のテレビニュースで、このブログを運営している「はてな」が11.8億円の詐欺被害にあったと報道されていた。はてなブログが順調に運営されていくことを願う。

どうすれば危機を克服できるか

 このタイトルは、昨22日に聞きに行った日本総合研究所「河村小百合」主席研究員の講演タイトルだ。副題は「財政‣金融政策が直面する課題」。昨日の記事と同様、世田谷区市民大学のサマースクールの1つで、3時間10分の講演だ。猛暑の中、3時間もの講演/講義に連日通う数寄者と思われそうだがそうではない。先ず全部で3回で、毎日ではない。3回目は1週間後でテーマはコメだ。関心が全くないわけではないが、申込みもしていない。猛暑(当地では38℃の予想)については、昼過ぎの帰路はタクシーGO(無線タクシーの1種)を利用した。

 面白かったのでポイントを紹介する。実は私には理解できない所が多かった(講師の早口のせいも一部ある)。なお、2025年1月講談社刊の河村・藤井亮二共著「持続不可能な財政 再建のための選択肢」が紹介されていた。ただ講演資料として、A4判88頁の資料が配布された。受講料2000円は安い。

 

1) 日本の財政赤字は世界的に見ても大きい。

 財政バランスはプライマリーバランス(PB、政策的経費が税収の範囲内)を達成すればいいと言われているが、本来は財政収支(政策的経費プラス国債の利払い費が税収の範囲内)の均衡から黒字化を図り、新規国債発行をゼロにすべきだ。私は、長年日本政府の宣伝に騙されてきたせいか、夢のように思える。

 2000年代に入り、欧州債務危機で苦しんだギリシャ(財政破綻)、アイルランド、ポルトガル、キプロスは、2024年で財政収支の黒字化を達成している。日本だけが赤字を続けている。日本政府が言うPBで見ても上記の各国は2022年以降黒字だが、日本は一貫して赤字だ。

 

2) 内閣府のバラ色の試算のカラクリ

 2026年1月の内閣府の財政見通しによれば、経済成長の3つのシナリオを想定し、いずれの場合でも2027年以降PBはバランスするとしている。そのカラクリは、資産の前提の設定にあり、何れも物価は2%止まりとなっている。現実的でない。

 

3) インフレになっても、財政破綻を回避できない。

 インフレになれば確かに税収の金額は増えるが、歳出の方も増えざるを得ない。歳出のうち名目金額通りを払えばいいのは利払い費などの国債費のみ。インフレになればいいというのは詭弁。

 

4) 海外主要メディアの高市政権への見方

(2025/11/25 The Wall Street Journal) (日本では)潜在的な債券危機が起ころうとしている。新首相は予算によって成長を押し上げる大計画を有している。

(2025/11/29 The Economist)  遅すぎる、高市。日本の大規模歳出は10年時代遅れ。

 

5) 質問

 質問の時間があったので、前21日に政府が閣議決定して発表した「骨太の方針」について質問した。新しい骨太の方針では、「財政運営の中核を国地方の債務残高対GDP比の安定的低下にする」とあるが、具体的には何を指標にするのか。講師は具体的には答えてくれず、国債を発行すれば市場が反応するだろうとだけしか答えてくれなかった。

 

感想として、日本のこれからが一層心配になった。

 

世界の炎上

 このタイトルは、昨21日に聞きに行った藤原帰一元東大教授(現順天堂大学教授)の講演のタイトルだ。副題は「第3次湾岸戦争と現代国際政治の変容」。これは世田谷区の市民大学のサマースクールの1つで一般公開(80人余の抽選。私は初日に申し込んだ)のもの。3時間10分の本格的講演だ(途中10分間のブレーク)。面白かったので概要を紹介する。

 話の8割はイラン(-米国)戦争だ。イランの最高指導者ハメネイ師が暗殺された2026/2/28の米国・イスラエル共同のイラン襲撃以来、同年6/17のイスラマバード覚書(米国とイラン間、イスラエルは入っていない)で停戦かと思われたが7月に入ってまた戦闘が再開されていて今のところどうなるかは予想できない状況だ。

 

1) イスラエルの米国への攻撃支援要請

 イスラエルのネタニヤフ首相の米国政府への圧力(支援要請)は、1996年の同首相の米国議会での演説から始まるそうだ。この後もイスラエルは米国政府に繰り返し要請してきた。藤原教授によれば、イスラエルの右派政党リクードの中でも急進派のネタニヤフは、かねてイランへの侵攻を唱えていたが、イスラエル軍の方から、米軍を連れてくるのが条件と主張されたからだという。

 

 この後2025年までは、何度か危ないこともあったが米国はイランを攻めてはいない。むしろ2015年にオバマ大統領は、「イラン核合意(JCPOA) *1」を締結した。しかし2018年に1期目のトランプ大統領はこのJCPOAから一方的に離脱した。

 

2) 米国のイラン攻撃

 トランプ大統領の2期目に入った2025年6月に、イスラエルのイラン攻撃開始後に米国もイランを攻撃した(同年3月のイランの攻撃に対する報復)。

 2026年に入り、ハメネイ師殺害を含む2/28の米‣イスラエル共同作戦が実施された。これは同日に主要幹部が出席する会議が開催されるとの情報があったから、一気にイランの体制転換を図ろうとしたものだという。これにより2026年イラン戦争が始まった。

 

 教授は、イラン戦争について今後第3次湾岸戦争と呼ぶべきものに発展するという。*2  理由は第1にまだ戦争は続くから(理由は後述)。第2は既に(ペルシャ)湾岸諸国6か国*3のうちクウェート、バーレーン、カタール、UAEなどにある米軍基地が攻撃を受けており、ペルシャ湾全域に広がっているからだ(湾岸戦争と呼ぶ所以。従来こんなに湾岸全域に広がる戦争は無かった)。

 

 本年6/17の「イスラマバード覚書」はイランの要求をほぼ受け入れたもので、米国の負けといっていい。これでは停戦の維持はできないとみられていたが、予想通り7月に入ってから連日の攻撃が続いている。

 

3) トランプが勝てると思って戦争を始めたがうまく行かない理由

  • 空襲とミサイルだけで勝てると思っていた(そのパトリオットミサイルも既に在庫の半分を使用)。地上軍を導入しないと勝てないが、現在の所、米軍の海軍、空軍の作戦は、地上軍の侵攻を前提としたものになっていない。
  • 大国が小国に負ける訳。責められた側が持久を求めるなら、攻める側はエスカレートさせるか撤退するかしかない。
  • トランプは戦争については素人。(習近平もそう)
  • 欧州の支援が得られていない、など

 

4) 今後の国際政治はどう動くか

  • (トランプ政権下における) 国際政治の予測可能性が低下している。
    ⇒従って抑止の不安定化・同盟の不安定化が見られる。
  • 米国がイラン戦争を投げ出そうとする可能性。⇒イスラエルの孤立?戦争継続?
  • 大西洋同盟(NATOを基盤とする概念)は、ウクライナ戦争で分裂、イラン戦争でその分裂が固定化。ウクライナは米国が支援を止めた当りから巻き返している。
  • 軍事技術の進化。例)ウクライナ、イランでドローンが発展。
  • 新しい軍事介入? キューバ?
  • 米中グランドバーゲンを見通す人もいる。まだだろうが、日本を頭越しする米中連携の可能性。
  • イラン戦争は中国に新たな力。⇒ロシア、中国、イランの3国枢軸は弱者の連合でなくなった。
  • トランプの今後(戦争が無くても非常事態宣言⇒次期大統領を目指して?)

 

以上。イラン-イスラエル関係の歴史、意義については私の知識不足のため、省略した。

*1:イランとP5(米英仏露中)+1(独)との間で結ばれた、イランの核開発を制限する代わりに対イラン制裁を解除する枠組

*2:第1次湾岸戦争は、1991年のイラクのクウェート侵攻に対して米国を中心とする多国籍軍がイラクに侵攻したもの。第2次は2003年にアメリカがイラクに侵攻しフセイン政権を崩壊させたもの。

*3:湾岸協力機構ーサウジアラビア、UAE、バーレーン、オマーン、カタール、クウェート

日傘男子

 私は今月(2026/7)に満80歳になる。世にいう傘寿だ。傘の字を崩すと八十八と読めるところからという。生きてる頃の妻が、盛んに私に日傘を勧めていたことを思い出した。私はかざすのが面倒だし、手も塞がるしと言って聞き流していたが、妻は涼しいのにと不満気だった。ちょうど録画していたテレビ番組があったのでそれを見た。

カンブリア宮殿(テレビ東京2026/6/25 23:06ー)「常識破りの傘メーカー」

 今は、日傘を使う男子が多くなり、「日傘男子」と呼ばれているそうだ。番組で紹介されているメーカーは、東京の「ウオーターフロント」という会社だ。直営店には何百種類もの傘が並んでいる。Water Frontというと海岸通りとか水辺の意味で、傘に結び付けるには違和感がある。何れにしろ同社のホームページは次。

https://waterfront-umbrella.com/collections/all

 私は昔、傘には多少拘りがあり、次のジャンルに分けて保有していた。

  • 大 (本格的な雨用、折畳み無し)
  • 中 (ちょっと大きい折畳み、普通より少し強い雨にも耐えられる)
  • 小 (鞄に常備する小さな折畳み)
  • その他 (例えば風速25メートルにも耐える、自動車から濡れないで乗り降りできる、何故か馴染んで捨てそびれているビニール傘、等)

ただし、その中に日傘は無い。

 今回の「傘寿記念?」の傘の選定基準は次の通りだ。

  • 狭い老人ホームに住んでいるという条件なので小さめのもの
  • バッグに入れられる、折り畳みの晴雨兼用
  • 表側(空に向いてる側)は白の方が遮光効果がありそう。

結局買ったのは次。

Amazon.co.jp: Waterfront 折りたたみ傘 日傘兼用雨傘 ポケフラットサンシェイド ホワイト 50cm 軽量コンパクト UVカット 99.9% ユニセックス S350-0773WH1-BA : ファッション

 今朝、病院へ行く予約があったので、早速使った。妻が昔強調していたように確かに涼しさが感じられた。しかし、さし続けているのはやはり面倒だ。

 

高市早苗研究(第1回)

 文藝春秋2026年6月号の新聞広告を今朝読んだ。記事のトップは「高市早苗研究第1回」だ。文藝春秋のこのタイトル「○○研究」の記事で思い出すのは、確か1974年の立花隆の「田中角栄研究」だ。この記事の連載が、田中角栄首相の退陣につながったというのは記憶に新しい。あらかじめ立場を明らかにしておくが、私は高市首相がかねて嫌いだ。政策、考え方、話し方、表情など全て気に障るが、ここでは詳しくは延べない。

 文藝春秋は早速書店に買いに行った。今じゃ駅のキオスクに週刊誌は無く、町の書店も少なくなっている。コンビニにでやっと売っている。

 買って読んだ第1印象はがっかりだ。次のリンクは文藝春秋社のページで、全記事23頁のうち2頁程度が掲載されている。全記事を読んだ私はがっくり来た。内容は要するに夫婦愛のエピソード集だ。

総理の夫 山本拓 初告白20時間〈消えたファースト・ジェントルマン〉 | 河野 嘉誠 | 文藝春秋PLUSようになるのだろうか。

 

 現職首相を辞職に追い込むような鋭い記事は書けないのだろうか。第1回は大人しく出てその後牙を剝くのだろうか。私は後者だと期待したい。この記事の著者「河野嘉誠」氏を失礼しながら検索した。

gendai.media

高市首相を批判する記事を相当書いているようだ。これなら期待してもいいか。

 

(5/12付け追記) 本記事のタイトル中に「(第1回)」とあるが、これは第2回以降の文藝春秋の記事にもコメントしていくという趣旨では、当初から無い。

 

ボケ対策のtips

  ここ1ー2年ボケが進行していると感じているが、今月になって致命的なボケをした。それを機会に、最近講じてきたボケ対策を見直すこととした。

 

(予約日の間違い)

 先ずは、この見直しのきっかけとなったボケから。同窓会の案内が2つあって、富山方面(プラス石川県)に帰省、旅行することとした。北陸新幹線を予約したが、その際の失敗だ。新幹線予約に詳しくない人のために必要な前提知識は、a)eチケ新幹線とb)早割21、c)スマホのカレンダーへの自動連携だ。

 a)eチケは電子チケットの意味で、えきねっとシステム*1によりパソコンやスマホで予約した内容をSUICAやPASMO(関東の私鉄の共同ICカード)に紐づければ、そのICカードで新幹線の改札口を通過できる(即ち紙の切符が不要)。

 次のb)早割21は早期予約の割引で、北陸新幹線*2では3週間(21日)前の予約について約2ー3割の割引となる*3。少々ややこしいがJR東日本の予約は1か月前から始まるが、その1週間前からの「早期予約」というのがある。これは1か月前に自動的に正式の予約に切り替わる。

 最後のc)スマホのカレンダーへの自動連携。予約内容が、いつも見ているスマホのカレンダー(予定表)に自動的に反映されることで、忘れないし、時間が直ぐ確認できるのでなかなか便利だ。

 前置きが長くなったが、失敗談を。私は4月の中旬に5月22日の富山→大宮(埼玉県)の新幹線を早期予約し、これは1か月前の4月22日に正式の予約となった。3週間前だから早割21の対象で、通常12,440円(特急券、乗車券とも)が10,000円となる。スマホのカレンダーへの反映は、正式予約の4/22に始まったようだ。私は当初気がつかなかったが、5/1の夜にベッドでふとスマホを見てるうち、予約が5/21になっていることを発見した。翌朝確認しようと、その夜は寝た。翌5/2に改めて間違っていたことを確認して、手数料無しで予約を5/21から5/22に改めた。それはよかったが割引21が無くなって12,440円になっていることに愕然とした。21日前だからいいかと思ったがそうでもないらしい。

 グーグルカレンダーへの連携は、22日に修正されていて感心した。が、割引額の2,240円はパーだ。当日になって予約が無いことに気がつくよりはいいか。

 

(ボケ対策のTips)

  1.  前提としての私の病気情報。
    • 40年来の糖尿病ーHgA1cは7.1程度。まだインシュリン注射の段階には至っていない。
    • 腰痛ー1か月ごとに受診。
    • 緑内障ー1,2か月ごとに病院で検査。
    • (今年になって)前立腺肥大-1か月ごとに受診。

 寝込んでいるという状態ではなく、そこそこ散歩などして元気な部類だ。が今年は80歳になることもあり、ボケは確実に進行している。

 

  1. 小売店での支払いはスマホのPayPay決済*4かクレジットカード。財布からの金の出し入れが鬱陶しいし、落すことがあるからだ。PayPayは、コード決済の2/3以上を占め、どの店舗でも使えるという感じで、私は1年ほど前から専らPayPayだ*5。昔は不足だと例えば銀行のATMに行ってチャージしなければということがあったが、今はその場でネットでチャージできる。孫への小遣いや餞別もPayPayで振り込む。

  2. クレジットカードは、2の小売店での高めの額の支払いやネットでの送金にも使う。4/1の弊ブログに書いたが、最近2回落すことがあり、実害はなかったが、極力使わない(特にタッチ式は持たない)ことにした*6。店の人から、タッチじゃないんですかと少し馬鹿にしたような反応をされることがあるが、気にしないことにしている。
     この4/1のブログ以降、事件があり、ますますこの方針を堅持することとなった。その事件とは、4月中旬にマイナカードや東京都シルバーパスなどが入ったパスケースが紛失し、これを探すため交番に行って届けたり、外出の用事をするためタクシーに乗ったりした。3日経って愈々ダメかとマイナカードの再申請を考え始めた頃、毎日に近く廊下で顔を合わせているホームの掃除のお兄さんに会った。ポケットから件のパスケースを取り出し、写真で顔が判ったからポケットに入れて預かっていたと言う(この人は入居者の名前や部屋は知らないことになっている)。がっくり来た。ポケットに入れないで受付のお姉さんに渡してほしかったと切に思った。そうすれば瞬時に私に連絡が来ただろう。
     どこに落ちていたかと聞いたら、1階のラウンジのソファの隅だという。ズボンの左ポケットにスマホとパスケースを一緒に入れていた。これからはズボンのポケットには2つ以上物を入れないことにした。それから昔付きあっていた友人が、外出の時は持ち物の数を数え、都度確認していると言ってたことをまざまざと思い出し、私も新たな教訓とした。
     なお、タッチ方式のクレジットは危ないと散々書いてきたが、あるカードでは利用の上限額が例えば15,000円とされているそうだ。これならリスクは少し低下する。

  3. その他
    新幹線の切符は、何度も言っているeチケだ。予約は自宅で24時間可能。切符を取りにJRの駅に行かなくていい。紙の切符の出し入れは割と面倒だ。新幹線の座席は、かねて眺めのいい窓際を子供のように取っていたが、今年からトイレに近い通路側としている。
    〇 バスの活用のためスマホにバス時間表のアプリをインストールしている。(会社によってはバスの現在位置を知らせてくれる。全国のバス時間が判るがあまり利用実績は無い(皆無ではない)。新幹線、バス時刻については、3/25の弊ブログでも詳しい。。
    〇 タクシーは、数年前の妻の介護開始の頃から、テレビのコマーシャルでやっていた「GOタクシー」をインストールして活用していた。どこでも呼べるのが嬉しい。目標の少ない住宅地だと、例えばコンビニの駐車場の所で、コンビニの店舗名をメモにしておけば誤りなく来てくれる。富山からの帰途は渋谷駅からタクシーに乗る。駅のタクシー乗り場でGOタクシーを呼ぶのは、小市民の私としてはルール違反に思え、タクシー乗り場に並んでいる。渋谷駅一帯は工事中でタクシー乗り場が変則的な所にあってそれほど混んでいない。この前は雨で、屋根の無い駐車場に並ぶのが嫌で、屋根のある新宿駅西口地下のタクシー乗り場から帰ろうかと思ったが、待てよ、新宿駅も工事中だったと思い、ネットで調べたら、少し遠く小さくなっていた。それで傘をさして渋谷駅からタクシーに乗った。ちなみにタクシー乗り場はGOだけでなく一般のタクシーも来るがGOだと、そのアプリが適用でき支払いもGOでできるので、降車時の手間が極めて簡単だ。それでたまたまGOが続いたのち、S.RIDE(GOも含め配車アプリというらしい)のタクシーが続けて来た。乗ってから運転手に、GOより最近S.RIDEも多くなってきたようだねと言ったら、そのS.RIDEの運転手は違うという。GOは人気があってタクシー乗り場に来なくてもいいのではないかという。聞いてみるとS.RIDEシステムの開発はタクシーには詳しくないソニーであることもあり(S.RIDEのSはソニーらしい)遅れたシステムだという。例えば、GOは利用客から運転手に電話できるようになった(これは2ー3年ほど前の話で私も知っていた)が、S.RIDEはいまだできない。それで違った場所に来たタクシーが客と会えず帰ってしまうのだという。雑談になり、私が最近テレビで見た、中国での無人タクシーの普及を話題にしたら、中国は事故、トラブルの発生を無視しているのだと反感交じりで言う。私は日本での無人タクシーは、業者の反対で難しくなるのではないかと感じた。

    天気予報アプリは通常無料で、私も半年強無料アプリを使ってきたが、かねての通りの有料アプリ(Weathernews)に戻した。月360円だ。理由は2つ、過去天気5分予報だ。過去天気は、日単位だと10日間、時間単位だと2日間程度追いかけられる。全国どの地域もだ。明日の天気予報を聞いて数日前との違いが気になることはないだろうか。小学校の夏休みの絵日記もこれがあれば気楽だっただろう。5分予報は、外出先で雨に降られたとき喫茶店に入るか急いで帰るかなど考える時に有用だ。
     それから選んだ理由ではないが、外国の都市の天気予報も見られる。大学のクラスの友人と定期的なZoom雑談会をやっていて、1人米国在住がいるが、その天気が判るのも親しみを増す。

    自動車運転は、3年ほど前に長男に譲り、運転していない。免許証は今年の80歳の誕生日までとなっている。最後に運転して見たいと言ったら次男に猛反対された。マイカーや人に借りた車ではなくレンタカーなら保険もついているから大丈夫だろうと言ったら、人身事故を起こしたらどうするんだと怒られた。それで断念した。

    〇 パソコンやスマホの動きがおかしく感じられることが多くなった。システムで見るとファイル容量が十分あるようなのに、一杯だ、この掃除アプリを使えと煩い。最近は迷惑メールが多いようだ。昔は迷惑メールも内容を割に読んでいたが、最近はこれらを即ブロックすることにした。

    〇 2025/7/25の弊ブログに、iPhoneに機種変したことによる感想を書いた。それに付加したいコメントは、App Storeでのアプリの注文だ。GoogleのPlayでの注文に比して、アプリの内容、価格の説明が不親切だ(悪意があるようにも見える)。試用の積りが、気がつくと半年とか1年の契約になっている。クーリングオフが適用できるかも知れないと思いつつそのままになっている。対策は契約しないことだ。

    〇 以上のボケ症状に鑑み、カレンダーの管理を一層手まめにすることにしている。使っているのはグーグルカレンダーで、パソコンとスマホと連携しているので便利だ。毎月老人ホームの予定表が配布されるとパソコンのカレンダーに書き込む。今まで私のカレンダー管理は月→日方式だったが、施設の予定表に合わせ、日→土方式に変え、これでストレスが随分軽減された。

 今は約束をこまめにカレンダーに登録することと、毎朝そのカレンダーを確認することが日課だ。

 

*1:JR東日本の座席予約システム。東海道新幹線のJR東海はエクスプレス予約など、JR各社によりシステム名は異なる。

*2:JR西日本の所有だがJR東日本のえきねっとで予約できる。なお東海の東海道新幹線はえきねっとでは予約できない。

*3:会社、列車、日にちにより割引率を付した「早割14」などいろいろある。

*4:スマホでの決済には、(QR)コード決済と電子マネーがある。https://media.aupay.wallet.auone.jp/articles/3922 コード決済は、au PAY、d払い、PayPay、楽天ペイ など。電子マネーは流通系(WAON、nanacoなど)、交通系(Suica、PASMOなど)、クレジットカード系(楽天Edy、iD、QUICPayなど)。QRコード決済は2022年には電子マネーを抜き、クレジットカードに次いで2番目に利用される主要なキャッシュレス決済として社会に定着しました。

*5:2026/4/1の弊ブログにも記載

*6:https://oginos.hatenablog.com/entry/2026/04/01/222711

男児のさん付け

 京都府南丹市園部での小学生男児遺体遺棄事件は、3/23の発生後ようやく4/13になって遺体発見(翌4/14にかねて捜索中の児童と特定)された。誠に痛ましい事件で、遺族の方々には心からお悔みを申し上げる。以下は、事件とは無関係なことで事件発生以来私が感じていたことで、遺体の発見でこれから被害者が出るとは思えない段階になったので、ブログで紹介することとする。

 事件発生以来私が違和感を持っていたことの1つが、被害者男児(発生時小5、氏名安達結希(ゆき) )の名前に付ける敬称だ。殆どのテレビや新聞が「安達結希(ゆき) さん」と言っている。写真を見ると男児とも女児とも見え、どっちかなと1日ほど迷っていた。

 実は、男児のさん付けについては、私はかねて関心があり、11年前にも8000字という冗長なブログを書いている。

(初代)男児のさん付け https://oginos.hatenablog.com/entry/20150318/p1

 これによれば11年前の私の観察は、次の通りだ。

テレビでは、NHKがはっきりさん付け、民放は君付けが多い。新聞では、朝日、毎日がさん付け、日経、読売が君付けだ。私が読んだ週刊誌は君付けで、他にも週刊誌は君付けが多いようだ。 

 

 現時点での私の観察は、テレビは東京では、日本テレビだけが君付け、それ以外のキー局は揃ってさん付けだ。新聞については図書館に行って調べた。読売新聞だけが君付け、それ以外は見事にさん付けだ(朝日、毎日、日本経済、東京、産経、赤旗、順不同)。その他注目すべきは、南丹市教育委員会の幹部が記者会見で、男児を君付けしていた。

 この他、出典とその日付は明示できないが、文部科学省は各教委、各校任せのようだ。

 

 上述の11年前の弊ブログでは、さん付けに違和感を覚えつつも、敬語の簡素化が望ましいとの考えから、さん付けの方向を支持していた。*1 その方向に向かっていると感じたが、まだ若干の違和感を感じている。

 

 余談だが、その他の敬語で今強く違和感を感じているのが、「ご遺体」だ。「遺体」でいいのに過剰だと思う。なお、この事件は現段階では「死体遺棄」事件だが、殺人事件の行く末については、私は野次馬的関心を持っている。

*1:ただ、今のさん付けの理論は、ジェンダーフリーの観点だ。

支払あれこれ

たまには身辺雑事を幾つか。

1) 東京ポイント

 東京都では、この2026年2月から「東京アプリ」という事業を始めた。

https://www.tokyoapp.metro.tokyo.lg.jp/

 ということを、久しぶりに会った友人に教えてもらって、早速申し込んだ。例えば都の各種事業のチケットを便利に(?)に購入できるが、普通の都民の関心事はそんなことより、その中の「東京アプリ生活支援事業」だろう。15歳以上の都民1人当り11,000ポイント(11,000円に相当)が支給されるのだ。必要なのはスマホとマイナポイントだけ。若干手間取ったが無事11,000ポイントをゲットした。もらった東京ポイントの使い道は、都立施設の利用チケットかキャッシュレス決済サービスへのポイント交換だ。

 スタート時点では、au PAY 、dポイント、メルカリポイント、楽天ペイ、Vポイントの5事業者のポイントに交換できる。

 私はPayPayポイントに交換したかった。というのは、自分のスマホにインストールしているものだが、街の店の多くで使えて利便を感じていたことが第1。またある調査によればQRコード決済では圧倒的なシェアを示していることが第2だ。*1

 スマホで民間ポイントに交換する場合、使えるQRコード決済の種類が多いのが圧倒的に便利だと思う。

 東京ポイントでも2026/2/9に、「前述の5事業者に、新たにPayPayポイントとWAONの2事業者を追加する」旨の公告を出している。それを待ってから便利なPayPayに交換しようと待っていたが一向に追加されない。当局に対し、途中メールなどで何時交換が始まるかと質問したが、そのうちとだけでらちが明かない。それで年度が改まった4/1に、ついにコールセンターに電話した。やはりそのうちということなので追及するのは諦めた。ポイントの交換期限は来年の3月までらしいから、ゆっくり構えればいいことにしたが、不満が残る。

 

2) 講座の申込み

 世田谷区では、市民大学とか生涯大学とかの名前でいろいろな講座を開講している。私は暇なので2月末にある講座に申し込んだ。4/6.(月)に開講するが受講料の請求書が来ない。年度が改まった4/1に事務局に電話した。すると、もうすぐ請求書を送付する、最初は支払っていなくても受講できるとのことだ。私は申し込みがキャンセルされているのかと思っていたが杞憂だった。

 そのうち気がついたが、多分3月に請求書を送ると3月中に送金されるものが出、区としては前年度の収入になって困るのかと思い至った。私は、支払うべきものを支払わない(支払えない)まま残っているとイライラする方なので、区のそういう態度にはイライラする。

 そういえば思い出したが、区への送金にもう1つ不満がある。確か前回(別件かも?)の請求書には、銀行又は郵便局の窓口で払えとなっていた。これは普通の社会人(特に高齢者)にはきつい。というのは銀行の窓口の時間は普通平日の9時から15時までで、その間に行かなければいけない。銀行は近年支店を極度に減らしている。私の近くの田園都市線の2駅には都銀の支店は1店舗だけになっている(支店らしきものもATM)。郵便局はもう1時間ほど遅いようだが似たり寄ったりだ。不便極まりない。何故コンビニ支払いやネット送金を認めないのか、当時すごく腹立たしかった。

(4/7追記) 区からの請求書は、講座の初回が始まった日の4/6に届いた。納付場所は、特別区指定金融機関としか書いてないから「世田谷コール」という夜9時までやっているお問い合わせセンターに電話した。向うは都のホームページを調べても判らないから請求書を出した部課に聞いてくれと言う。翌日朝に電話したら、やはり15時でサービスが終る銀行であった。不便だ。

 

3) タッチ支払い

 確か数年ほど前から、タッチ方式のクレジットカードが登場し、発行体の方でもいろいろ優遇策をつけて宣伝してきた。確かに便利だ。レジのところにある決済端末の上にクレジットカードをかざす(タッチというよりノンタッチだ)だけで、支払いが終了する。サインも暗証番号も要らない。落したり取られたりしたら、あっという間に使われてしまう。非常にリスクが高い。

 しかし便利だ。あっという間に支払いが終る。リスクはあるがこれほど普及してるからには何か対策があるのではないか、実はリスクはそれほど高くはないのでは甘く考えていた。しかし、私の老衰がその甘い考えを打ち破った。この半年間で2回タッチのカードを忘れた。1回目は昨年の11月、スーパーのレジ横の決済端末の上に置き忘れた。2回目は昨日、支払った後のカードをいつものカード入れでなく、別のカード入れにしまって、行方不明になったのだ。

 すごく反省した。11月の時は常時5枚持っていたタッチのカードを2枚に減らした。今回はどうしようか。1枚にするか0枚にするか。ボケた頭で半日ほど考えて、当然の結論を得た。0枚だ。不要なカードは机の中にしまう。タッチのクレジットカードは1枚だけカード入れに入れておいて、持っているクレジットの暗証番号を忘れたときなどに使う(普通は使わない)。一般にはPayPay(スマホで使う)とタッチでないクレジットカードを使っていく。少額払いはPayPayだ。

 これが私の新年度の新方針だ。

*1:主要QRコード決済サービス別シェア(2025年最新動向)(GoogleのAI利用出力)

1位:PayPay(ペイペイ)(約65.1%)

2位:楽天ペイ(約36.0%)

3位:d払い(約28.6%) 

乗換案内アプリ

 ここ1年間ほど、有難いことに身体の調子がよく、外出が続くので、スマホの乗換案内アプリを利用することが多くなった。たまたまある有料アプリの利用期限が近付いてきたこともあり、本格的に比較して選ぶこととした。基準は次だ。

  1. 鉄道(私鉄も)とバスとの両方の時間が検索可能。
  2. 遅延情報、接近情報が判ること。特にバスの接近情報は有用。
  3. 1の鉄道バス両用には適合しない専用アプリだが、eチケ新幹線(正しくは新幹線eチケットか)を有するJR東日本のえきねっととバス路線図を有するNAVITIMEのバスNAVITIMEも合せて紹介したい。

 候補となる乗換案内アプリは、App Storeで見て、かつ私も幾らか利用実績のあるものを中心に紹介してゆく。また機能も私が利用しているものに偏っている。

  1. 乗換案内(JORUDAN) 
     App Storeでの評価点は4.6(満点5)。昔のJORUDANが単に「乗換案内」アプリと名前を変えたようだ。「乗換案内」は一般名詞的にも使われているのでややこしい。ややこしいので旧名のままJORUDANと呼ばれている場合もある。App Storeでの最高評価点4.6に魅せられて(だまされて)、実は2026/3月に、Plusモード90日間1000円に申し込んだ。しかし、何故か実時間の接近情報が出てこない場合があったりして相当不満だ(期限が来たら解約の予定)。

  2. Yahoo!乗換案内 
     App Storeの評価点4.4。 通路案内、混雑予想などがあって便利らしい。実際に使っていないので使い心地は判らない。

  3. 乗換NAVITIME 
     App Storeの評価点4.5で、JORUDANより低いが、私は気に入っていたし、JORUDANを試用してみて改めてこちらが好きになった。バスの運行状況(現在の位置情報ないし接近情報)がJORUDANより多く出てくる。私がよく利用しているバス路線が近くに3つあるが、何れも1時間に2ー3本しか来ない。スマホでのバス時間表と接近情報が欠かせない(昔は接近情報など考えもしなかったが)。

  4. (単機能)バスNAVITIME 
    バスNAVITIMEは、2ー3年ほど前からそれほど気にせずに使っていた。他のバス乗換案内アプリでもあると思っていたが、実はこのアプリにしか無い機能が、バス路線図だ。実際の地図(薄地で表示されている)の上に、色線でバス路線と停留所が表示されている。すなわち特定の場所に行きたい時に、どのバス停で降りればいいのかが一目瞭然で判るのだ(一目瞭然とは言い過ぎだが)。
     無料では恐れ多くて、追加料金を払ってもいい(寄席の座布団1枚の気分)と思ったが、追加料金は月370円のプレミアムコースだけなので高い(それ以外は無料)。上述の乗換NAVITIMEのプレミアムコース、年2700円に加入しているので、追加負担は辛い。
     東京都にはシルバーパスという制度があり、70歳を越えた人は、年12,000円を払うと都内の全バスが無料になるパスを買える。バスNAVITIMEは、シルバーパスを最大限に活用できるツールだと思う。

 5. (単機能)えきねっと 

 古くからあるJR東日本の列車予約アプリだ。最近、北陸新幹線を利用することが多い。昨年始めに久しぶりで富山に行った時は当惑した。JRの切符を買おうにも、JRの駅も旅行代理店も無い(引越し前は近くにあった)。それでえきねっとで予約してから私鉄で近くのJRの駅に行って買った。
 その後ネットを見てるうちに「eチケ新幹線」というのを見つけた。IC乗車券スイカに予約した新幹線切符情報を紐付ければ、そのスイカで在来線から新幹線まで乗車できるというのだ。*1 
 「eチケ新幹線」は実に便利だと感心している。従来は、最低2枚の切符(新幹線特急券、乗車券)を改札口で出す場合、ポケットの中から財布等を出し、それを開けて切符を取り出して改札口を通さなければならない。バッグとは別にどうしても両手が必要だ。ところがeチケだと、片手でスイカ入れを出して改札口の上を滑らせればいい。感激した。予約も発車時間の4分前まで可能らしい。切符を宅配で届けてくれるサービスがあるらしいが、乗車1週間ぐらい前までの申込みらしい。

 いいことづくめのようだが、予約内容をプリンターに印刷するときは整理されたフォーマットでなく、かつページが嵩み、不満だ。それから予約内容の当日の連絡メールも、座席番号(例えば20番A)だけで号車番号が無い時がある。号車と座席とが一体となっての座席番号だと思うが、何かでずれたのが何年か続いているのだろう。


 私事だが、昨2025年の秋から本年初めにかけて田舎で親戚の不幸が2件続いた。本2026年の秋から1周忌が続く。乗換案内アプリの利用も続くだろう。

 

*1:私はその仕組がよく理解できず、スイカに新幹線分の金額をチャージするなどの準備をしていった。大宮駅の新幹線改札口で、駅員に新幹線の区間分の乗車料金、特急料金はどうなっているかと聞いた。そしたら、それら相当額は、申込時にクレジットカードから引かれていると聞き、納得した。

オーボエの仕組

 区の図書館に行った時、たまたま新規入館本の棚を見ていたら、「10分で上達! オーボエ」という本が並んでいた*1。私はオーボエの曲が割に好きで、私の部屋のポータブルCD機のUSBメモリーにも、モーツアルトのオーボエ協奏曲K.314が入っている*2。かねて、オーボエという楽器の仕組が不思議だったが、調べていなかった。ということで、オーボエという楽器の概略を勉強するために借りた。

 しかし、読み始めて早々に間違いを悟った。キーの配列図など、オーボエを説明する図が殆ど無い。内容も、音の出し方などの説明(音階など)は無く、吹奏楽コンクールにおける審査の基準とか、集団での練習の心得的なことだ。本のタイトルを改めてみると、「パワーアップ吹奏楽!シリーズ」中の本だ。ブラスバンドのメンバーは当然、担当楽器の使い方は知っているから、このシリーズでは初歩的な説明をする必要はないのだろう。

 それで、オーボエの初歩的な扱いを説明する本を図書館で探そうと思い、区図書館のホームページを調べた。驚いたことに、「オーボエ」で検索すると2,230件ヒットしたと出た。最初の20件を見ると、オーボエらしきものは無く、また10番から20番の11冊は芥川龍之介全集だ。この検索結果は50音順だから芥川全集が最初部に並ぶのは理解できる。

 私の知りたいオーボエの仕組を説明した本を、オーボエ関係2,230件の中から探し出すのは大変そうなので、近くの区立中央図書館に行ってレファレンスサービスを頼むことにした。レファレンスサービス(調べもの相談)は、公共図書館の法定(?)業務だが、私は今まで利用したことが無い。初めてレファレンスの看板のあるデスクに行った。依頼内容は2点。第1はオーボエと聞いたのに何故関係なさそうな本が出てくるのか。第2はオーボエの仕組が出ている本を教えてほしい。

 司書かどうか判らないが若い人が調べてくれた。私が自分の部屋でアクセスしたものと同じと思しきデータベースをチェックして候補を2冊用意してくれた。大きく厚いのと小さいのとであったので小さい方を借りた。一応オーボエの仕組を少し理解することができた。ただし、「プロの演奏家になりたいあなたへ」の項目、「リードの作り方」13頁など、内容の節々に上級者向けの趣きが滲む。

 コメントを2つ。第1は図書館の検索で2,230件も出たのは、私の推測だが「オーボエ」から「覚え」などに検索語を広げたためだろう。区図書館の検索システムに改善の余地があるのではないか。2000件以上も関係ない本が出てくるのは困る。ちなみにAmazonで検索してみた。本のジャンル(趣旨は図書館と合わせた)で「オーボエ」と検索して最初の数件を見ると全て楽器のオーボエだった。区図書館システムのバージョンアップを期待する。AIの活用も有用だろう。

 第2は、オーボエ自体のことで、オーボエは最も複雑な管楽器の1つらしい。オーボエのリードは大変らしく、自作している演奏家も多いとのこと。他の管楽器のシングルリードと違うダブルリードで、かつ息を吹き込むのに相当の圧力が必要で少量しか吹き込めないという。詳しくは省略。ちなみにオーボエについては、ウェブに私の期待するレベルの内容の説明が多くあった。例えば次。

https://www.yamaha.com/ja/musical_instrument_guide/oboe/play/play004.html

 私の知りたい雑学は、書物の中ではなく、ウェブの中にあるようだ。

*1:最上峰行著、ヤマハミュージック社、2026/3/10発行

*2:部屋が狭いので、多量のCDや本などを置くスペースが無い。それで図書館などで借りたCD約100枚余りをUSBに記録して聴いている。