2010-01-01から1年間の記事一覧

アリアドネの弾丸とAi(死亡時画像診断)

海堂 尊「アリアドネの弾丸」(宝島社2010年9月) この本を買うきっかけは、11月に読んだ「あらたにす」(3大全国紙を一目で見れるウェブ)の「書評」→「著者に聞く」欄の記事だ。 http://allatanys.jp/C004/L0008M0060S1498TE004.html 記事を読み出したきっかけは単純…

私の手帳(特製)

10月6日の記事で述べた私のブログ方針の1つに、他人にとって関心のない自分の身の回りのことは原則書かないとある。今日の記事は、若干身辺雑記的だが、割に面白がってくれる他人もいるかも知れない、また、年の瀬の季節にも合っているので、紹介する。店で…

21世紀の最初の10年

そろそろ2010年も終りに近づいた。21世紀も10分の1、最初の10年を終えることになる。米国の雑誌TIMEの2010年12月6日号で、「What Really Happend 2000-2010」と題した特集が組まれ、2000-2010年の10年間に何が起きたかを振り返っている。TIMEのウェブ版のペー…

知的余生の方法

渡部昇一「知的余生の方法」(新潮新書、2010年11月発行) 30年前に、渡部昇一の「知的生活の方法」(講談社現代新書1976年。私が読んだのは数年後)を読んで感激した。同書の勧めに従って、ハマトンの「知的生活」(講談社1979年)、「知的人間関係」(講談社1981年)も購入…

今週のお題「子供の頃の夢」

今年の7月に公開された映画「インセプション」では、夢が何段にも階層化されている。私も小学生の頃だったが、夢の中で夢を見た。 夢の具体的内容は覚えていない。途中確かに、いったん夢から覚めたが、どうも現実世界にいるという気がしない。それで、それま…

やさしくない日本人

今日の記事は、今月の私の次のブログで紹介している友人故T君(太皷地武君)の主張の紹介である。また、有料道路障害者割引制度に係るこれらのブログの続編でもある。 id:oginos:20101106, id:oginos:20101117 太皷地君が大学のクラス会メンバーへの同報メール…

有料道路障害者割引制度・その2

10月6日に標記の記事を書いた。 id:oginos:20101106 その中に出てくるというか、記事のきっかけとなった友人のT君の訃報が、今朝17日に流れてきてびっくりした。昨16日の夜亡くなったとのことである。彼は、上記の私のブログに丁寧なコメントを11月7日に寄せ…

有料道路障害者割引制度

大学の時の友人T君は、病気で呼吸に困難が生ずるようになり、クラス会にも酸素ボンベをカートで引いて現れる。先日彼が嘆いていた。障害者割引で高速道路料金が半額になるが、この前、車のトラブルで代車を使うことになった。しかし、障害者割引は1台だけな…

死ねばいいのに

○京極夏彦「死ねばいいのに」(講談社2010年5月) 本書については、内容もさることながら、読んだ形態について先ず紹介する。形態は携帯電話にダウンロードしたもの。私が読み出したのは、この9月だが、単行本が5月15日に出版された。それで5月中に電子書籍とし…

心房細動(4)

私のブログの心房細動のことを読んで、心配してくれた友人がいたので、その後心配ないという最近の状況を報告したい。 http://d.hatena.ne.jp/oginos/20080831/1272360249 2年前、2008年8月の記事に書いたように、突然気分が悪くなり、心房細動と診断され、3…

今週のお題「運動会・文化祭の思い出」

孫の幼稚園の運動会でのリレーの話。 孫の初めての運動会を見に行った。プログラムの中に年少組のリレーがあるので、期待した。これは、(運動会用に借りた小学校の)校庭のトラックを周る本格的な徒競走のリレーだ。 期待した理由は2つあって、第1は、自分の…

ブログの公開に当って

今まで、数年間非公開で書き溜めていたブログを整理して、公開することとした。 公開に当り、迷って考えたことは、1)どんなブログにするか(ブログの特徴)、2)匿名か名前を出すか、3)ブログの名称、である。以下考えたこと。1) ブログの特徴は、「他人が読んで…

ハーバード白熱教室@東京大学

9月26日(日)のNHK教育テレビのETV特集「ハーバード白熱教室@東京大学」(午後10時から11時30分)を見た。これは、2010年4月から同テレビで12回に渡り放送された「ハーバード白熱教室」のサンデル教授が、8月25日に東京大学安田講堂で講演したものを編集した放送で…

「金融工学」は何をしてきたのか

今野浩「「金融工学」は何をしてきたのか」日本経済新聞出版社2009年10月 前項の記事と同様、9月7日のこのブログで消極的に紹介した「スプートニクの落とし子たち」の著者の本である。港区図書館のネットの検索システムで、著者の新しい本を探し、予約した。 この…

すべて僕に任せてください

今野浩「すべて僕に任せてください-東工大モーレツ天才助教授の悲劇」新潮社2009年4月 9月7日のこのブログでやや否定的に紹介した「スプートニクの落とし子たち」の著者が、1年前に書いた本。書評などでも紹介されていてかねて若干の関心はあったが、「スプートニ…

スプートニクの落とし子たち

今野浩「スプートニクの落とし子たち−理工系エリートの栄光と挫折」(毎日新聞社、2010/6/19発行)を読んで相当がっかりした。著者は、1940年生まれ、日比谷高校から東京大学応用物理学科数理工学コースを1963年に卒業して、電力中研の後、筑波大、東工大、中…

高度成長期通産政策史の証言

通産省の先輩の岡部武尚氏が出版された本を読んだ。 岡部武尚「「ハイテク」維新「日本産業」覇者の道」(2010年7月(株)ベストブック) 面白かった。著者に感想メールを送った。以下、そのメールの転載(全く個人的な部分は省略。また、若干の注的な修正をしてある)…

首相の宮家挨拶、帰国記帳

(首相の宮家への就任記帳) 菅首相が就任してから、密かに関心を持っていたことは、宮家邸への挨拶/記帳に行くかどうかということだった。関心を持った所以は、鳩山首相時代に、新聞の首相動静欄を見ていたら、鳩山首相は、6月4日(金)午後2時ごろの衆議院での…

ワイシャツの衣替え・夏モード

今日6月15日(火)にワイシャツの衣替えをした。週始めの月曜日にするのが普通だが、あいにく19度と寒かった。今日は29度と暑く、これから暑さが続くとのことでいいタイミングと考えた。 具体的には、前夜に引出しの中のワイシャツを全て長袖から半袖に入れ…

日本の自販機

日本の自販機について、鷲巣力著「自動販売機の文化史」(集英社新書2003年)と一般社団法人 日本自動販売機工業会のウェブページで、ポイントを紹介する。 (書きかけ)

自販機の缶コーヒー名とメーカー

飲料自販機は、いろいろな飲料メーカーが提供していて、販売している飲料のブランド名も異なっている。お茶や水なども多いが、ここでは缶コーヒーに限って、そのブランド名とメーカーの対応を調べるクイズを出す。(缶コーヒー)(50音順) アルマックス(Armax) …

Thumbs-up

鳩山総理が6月2日(水)午前に辞任表明をした。前日夕の小沢、輿石との会談後、記者団の続投ですかとの質問に対して、総理が黙って示した親指立てのポーズをした。辞任の本筋に関係なく、このポーズ(Thumbs-up)について調べてみた。 私は、このThumbs-Upについ…

納税証明書の電子交付

妻のローンの保証人になるために必要な書類の1つに税務署から入手しなければならない納税証明書なるものがある。税務署に行って手続をしてもいいが、確定申告の際に用いたE-taxソフトを使えば電子納税申告書が可能というので、トライすることにした。 ○4月4…

電子マネー対応自販機の種類

Edyの3月のキャンペーン(コカコーラのマルチマネー式自販機からEdyで購入)に参加し、3月一杯ドリンク類の自販機を通勤路等でいろいろ見て回った。その結果のオブザーベーションを幾つか紹介する。 場所は、東京都の世田谷区、港区等であり、期間は2010年3月…

コカコーラ社の自販機

2010年3月のEdyキャンペーンは、コカコーラ社の自販機でEdyを使うことに対するものである。3月中の利用に対し、楽天ポイント100万ポイント(100万円)を山分けするとのこと。推測するに、例えば合計1万人・缶が利用されれば、1缶当り100ポイントが貰え、10万人・…

母べえ

先週末の1月31日(日)にテレビで、「母べえ」の映画(2007年)を見た(山田洋次監督、吉永小百合主演)。 2時間39分の長番組(CMを含む)で疲れたが、違和感が残り、泣けもしなかった(最近、涙を流せる映画が見たいと思うが、殆どが不発)。違和感は、例えば、a)父親が…

なぜフェミニズムは没落したか

荷宮和子「なぜフェミニズムは没落したか」(中公新書ラクレ、2004年12月)面白かった。 取りあえずキーワードを挙げる。 フェミニストのようなものスト 自分より劣っている男が社会で女性より優遇されているのに我慢できない。 80年代フェミニストと80年代女性 …