アジアの暦

岡田芳朗「アジアの暦」(あじあブックス、大修館書店、2002年12月)

 インド国定暦(1957制定)に紀元0年があるとの情報(ウェブ)を見て、図書検索をし、みなと図書館から借りた(2009/12/18)

  • 香港の暦

 通書というのが、記載事項が多く面白そう。

 中国の24節気がそのまま使われている。小寒大寒小雪、大雪などもそのまま。
 12支は、兎の替りに猫の絵。文字は卯。

 純粋太陰暦(1年の日数が365日より短いのが毎年)は、イスラム暦だけ。
 1日は、夕方から始まる。夕食の約束は注意。
 ラマダンの始まりと終りは、各地の聖職者が、新月を観て決定。
 マレーシアで各州で違ったとのトラブルあり(これは新年の開始の場合らしい)。

  • インド暦

 1月に白分(新月から満月)と黒分(後半)があり、それぞれ1日から15日。ただし、最後は30日。
 欠日も余日もある。
 数十種類の暦法があるので、1957年にインド国定暦を制定。完全太陽暦
 国定暦では、西暦1957年3月22日をサカ暦1879年1月(チャイトラ月)1日とした。

 バリ・サカ暦
 ユニークなのは、ウク暦。1年は210日。10種類の週(1日から10日間)があり、これが組み合わさっている。
 ウクは、7日間の週のこと。何れにしろ複雑。