自販機の缶コーヒー名とメーカー

 飲料自販機は、いろいろな飲料メーカーが提供していて、販売している飲料のブランド名も異なっている。お茶や水なども多いが、ここでは缶コーヒーに限って、そのブランド名とメーカーの対応を調べるクイズを出す。

(缶コーヒー)(50音順)
アルマックス(Armax)
生粋
ジョージア
W
ネスカフェ
ファイヤー
ボス
ルーツ
ワンダ

(メーカー名)(50音順)
アサヒ
伊藤園
カルピス
キリン
コカコーラ
サッポロ
サントリー
ポッカ
Merci(都営地下鉄の自販機)

正解は次のとおり(あえて順不同)
コカコーラ(ジョージア)、キリン(ファイヤー)、アサヒ(ワンダ)、サッポロ(ルーツ、生粋)、サントリー(ボス)、カルピス(ワンダ)(アサヒと提携)、伊藤園(W)、ポッカ(アルマックス)、Merci(ネスカフェ)

 ただのクイズだが、飲料自販機を提供しているメーカーの状況がある程度推測できる。
 先ず、大半の飲料メーカーが独自のデザインの自販機を提供しており、自販機に自社の名称を大きく表示している。このような飲料メーカーのものの他に、自販機だけを提供している業者があり、例えば、Dydoドリンコや、上記にあるmerciである。merciは都営地下鉄の中でしか見なかったが、他ではないネスカフェを販売している。DyDoドリンコは東京では少ないが、複数メーカーの缶コーヒーを取り扱っているようである。
 飲料メーカーと缶コーヒーのブランド名とは全く関係が無くて覚えにくい。コカコーラの場合、本社がジョージア州アトランタにあることから、唯一覚えやすい。なお、日本で自販機が大プレークするのは、1962年にコカコーラ社が「スカッとさわやか」のTVCMと併せて自販機拡大戦略を取ってからだとのことである(鷲巣力「自動販売機の文化史」集英社新書2003年)。もちろん、当時は缶コーヒーは無く、コカコーラの販売である。
 別項で述べたように、コカコーラ社は、Suica以外の電子マネーの自販機の分野で、1社だけがんばっている。日本の自販機の歴史で、重ねて重要な役割を果すことになると思い、私は支援している(電子マネー対応でなくてもコカコーラの自販機で購入)。