今週のお題「運動会・文化祭の思い出」

 孫の幼稚園の運動会でのリレーの話。
 孫の初めての運動会を見に行った。プログラムの中に年少組のリレーがあるので、期待した。これは、(運動会用に借りた小学校の)校庭のトラックを周る本格的な徒競走のリレーだ。
 期待した理由は2つあって、第1は、自分の小学校の頃は、リレーは確か3年生からだった。これより遥かに小さな幼稚園生のリレーはどうなるのか、小さい子にチームプレー的なことはできるのかという興味だ。
 第2は、最近の小学校では、子供に差別感を持たせないためにとかの理由で、かけっこ(徒競走)も1等、2等とか順位をつけず、一緒に並んでゴールさせるという馬鹿なことをしていると聞いていたから、ひょっとして一緒にゴールさせるのかという興味だ。
 いよいよ始まって、第1走者達は、無事いっせいにスタート。ひょっとして並んで走るのかという私の密かな懸念は杞憂で、各走者は自然に(かつ相当に)差がついてそれぞれ第2走者へ順番にバトンタッチした。バトンは危ないためであろう、たすきでのバトンタッチで、手間を取り、教師などが手伝わないといけない。
 しかし、早くバトンタッチを受けた第2走者がなかなか走り出さない。他の走者が準備できるのを見て待っている。それで、MC役の園長先生がマイクで、「待たなくていいの。先に走り出していいのよ。」と一生懸命アナウンスしたので、場内大爆笑。
 一緒にゴールという悪しき平等主義が、実は世の中にそれほど普遍的でないことを見て大いに安心した。一方、あの小さな子供達は、リレーの意味を本当に判って楽しんでいたのだろうかという、どうでもいい疑問を感じたが、総じて可愛くて楽しかった。

(備考) 「今週のお題」とは、「はてなダイアリー」の事務局から毎週出されるお題で、みんなでお題に沿ったブログを投稿するという企画。私は今回初投稿。