公的個人認証の更新(その2)

 これは前回12/3のブログ「公的個人認証の更新」の後日談。
 12/3に、3回目の区役所通いで電子証明書を更新し、その前の2回の区役所通いの間に書き溜めていたブログ予稿をアップした。ところが同日の夜6時に、マイナンバー通知書が配達された。このような事態(更新の後、通知が来る)は想定の範囲内で、マイナンバーの通知が来てもカードが来るのが何時になるか判らないから、電子証明書の更新を選んだ訳だ。それにしても更新の当日というのは笑い話だ。
 私としては、確定申告はもう問題ないから、マイナンバーカード(正式には個人番号カード)の申請は不要だ。しかし、通知書の説明書をバラバラと読んでいると、スマホで写真を撮って申請も可能とある。従来通りの紙の申請書で一番面倒なのは顔写真だ。街の写真屋は行くのが億劫だし、高い。手元のプリンターでの印刷は、トリミングや規定の大きさ(4.5cm×3.5cm)への縮小が面倒。しかし、写真ファイルの送付なら、先方でトリミングもやってくれそうだ(実際そうだった)。
 暇だからか、スマホ以外に趣味が無いためか、新らし物好きのせいか、スマホ申請に関心を持った。たまたま12/4から2泊の旅行に出かけたので、夕方ホテルに着いてから、家人にスマホでの顔写真の撮影を頼んだ。余談だが、私はスマホの自撮りがかねて苦手で満足に撮れたためしがない。それに、アンドロイドスマホの自撮りは、左右逆転して、少し気持ちが悪い。iPhoneは左右逆転しないのは立派だ(家人の6plusもそう)。もっともアンドロイドには左右を正常化するアプリがあり、私もインストールしてはいる。しかし若干の手間が必要。
 閑話休題。ホテルの部屋の広い壁は、無地の背景という条件にぴったりなので、それをバックにして撮ってもらった。次に、申請書に記載されているQRコードスマホのリーダーで撮影し、指定のURLにアクセスすることから始めた。途中若干のトラブル*1はあったが、全てスマホで割にすいすいと進み、夕飯前に申請が終った。直ぐに申請受理の確認メールも来た。旅先での夕飯前に、官庁関係の申請ができるとは便利な世の中になった。
 さてカードはいつ来るのだろう? 公式には、明年1月から送付開始だ。しかし、申請受付、カードの作成、システム運営等の業務は、国の機関「地方公共団体情報システム機構(J-LIS)」という法人が一手に行っている。住基カードの場合、市町村が主体だった(実際は、J-LISの前身の地方自治情報センターが相当支援)のとは基本的に異なる。大量の申請を1機関で捌けるのだろうか、その後のシステム運用も大丈夫だろうかと気に懸る。J-LISのHPの「個人番号」のタグを開いても、現時点(12/7)時点では内容が薄く、心もとない。 https://www.j-lis.go.jp/personal/personal_number.html 
 マイナンバーカードの実際は、「個人番号カード総合サイト」という別のURLに行かないと判らない。 https://www.kojinbango-card.go.jp/index.html 
 私の確定申告は、既に更新した住基カード電子証明書を使い、早めにしておいた方が無難だろう。万が一、確定申告に間に合うタイミングでカードの交付通知書が来てもそのままにして受け取らず、住基カードで申告しよう。

*1:写真のアップロードの際の方法選択に戸惑う。結論から言うと、「ドキュメント」というボタンを選択しなければいけない所、別のボタンを押して失敗した。「保存ファイル」ぐらいの表示だと間違えなかったと思う。