原則書かないこととしている身辺雑事に類する話題だが、我が家で飼っている犬が、今日25日、満16歳の誕生日を迎えた。このような小型犬(ヨークシャテリア)では、犬の1歳は人間の5-6歳分に相当すると言われているから、16歳だと人間では80-96歳に相当する。ちなみに中型、大型犬になるに従い、もっと寿命が短くなり、大型犬の寿命は7-8歳らしい。
この犬の世話でここ1-2年苦労している。私は、「イクメン(育児に熱心な男子)ならぬ「イヌメン」(イヌのメン倒を見る男子)と自称している。というのは、妻も私もいなくて留守をさせると、相当の関連性を見せて、体調が不順になるからだ。具体的には、吐く、下痢、血便などだ。一緒にいると割に元気で、外出も喜ぶが、その後は以前と違って疲れが溜って寝ていることが多い。
留守をさせるとおかしくなることについては、改めて、渡辺格著「イラストでわかる犬のしつけ方」(新星出版社、1997年)を読み返した。犬には群れのリーダーになりたいという性癖がある。飼い主が小さい時からちゃんとしつけをしないなどの場合、犬の方に、リーダーは飼い主ではなく自分だと思う自覚が生まれる。それを「権勢症候群(αシンドローム)」というそうだ。権勢症候群の犬はいろいろ厄介だが、その1つとして、おいてきぼりを食うことに不満を覚え、ストレスを増加させるということだ。齢を取ると留守の寂しさに耐えられなくなるのだろうということだけでもないらしい。
この齢になって、リーダーの自覚を変えさせるようなしつけをすることは、またストレスを増すだろうと言い訳をしつつ、夫婦して、できるだけ一緒にしていることにしている。
16歳の誕生日を祝って今週初めに箱根に行ってきた。その時の短い動画を2つ紹介する。動画のアップロードは初めてなので、勝手が判らない。ダウンロードしないと見られないかも知れない。
http://d.hatena.ne.jp/oginos/files/%E7%AE%B1%E6%A0%B9%E3%83%A9%E3%83%B3201304.wmv?d=.wmv
1つ目は、アウトレット・モールで、カートの中に座り、周りを好奇心たっぷりに眺めているものだ。このカートは1-2年前に妻が買ったものだが、街を歩くと子供達が、「犬がベビーカーに乗っているよ!」と言って寄ってくる。このカートはペット専用のもので、赤ちゃんは乗せられない。
1つ目だけだと老いぼれた犬にしか見えないので、2つ目はドッグランを元気に駆け回っているものを撮影した。疲れて寝ていないときは、このように元気に遊んでくれる。
目や耳も衰えているが、今後も元気に過してほしい。なお、犬の名前は、我が家のセキュリティのため、表示しないこととする(id:oginos:20130410)。