ブログシステムの変更

 今までの私のブログ「耳不順(みみふじゅん)ブログ→踰矩(のりこえ)ブログ」は、ブログ・サービスとして、「(株)はてな」が運営するはてなダイアリーというシステムを使っていた*1。しかし、同サービスは2018年夏から2019年春にかけて中止となり、同社の運営する別サービスはてなブログへの移行が用意された。

 部外者には意味不明のところがあろうが、私にとっても、このサービスシステムの変更は苦労した。完璧とは言えないまでも、必要と考える機能の維持、更に可能ならばアップに最善を期したいと思ったが、よく判らないまま、この2/28には「はてなダイアリー」の全機能が停止されるとのメールが来た(2019/1/27付け「はてなブログへの移行に関するお知らせ」)。それで観念して、不十分なままながら移行することとした。ちなみに、この予定はかねて予告され、対応作業も説明されていたが、勉強不十分なままさぼっていた。

はてなダイアリー終了のお知らせ」
http://d.hatena.ne.jp/hatenadiary/20180830/blog_unify

 

 以下、1)移行した後の読者の注意点、2)過去の私のブログの経緯を説明する。

 

1) 移行した後のこのブログの読者への注意点

a) はてなダイアリーの記事

 「はてなダイアリー」の記事は全て「はてなブログ」に移行されている。かつての「はてなダイアリー」のURLにアクセスすると、「はてなブログ」の該当ページに自動的に移行する。記事の中身の移行については、図などは無事移行しているようだ。しかし、下付き/上付き文字は、制御記号がそのまま残っていて見苦しい。そのうち順次修正していきたいとは思っている。

 別URLへのリンクについては、URLがそのまま記載してある場合にはいいが、「はてなダイアリー」のページについては、自信が無い。はてなのページ表記は年月日が記載されているから、それに基づき、自分で探すよりない。その他、表についてもはてな特有の記法で製表されているが、それがちゃんと表示できるかは未確認。

 また、文書ファイルが添付してある場合、それがちゃんとダウンロードできるかも未確認。

b) 有料オプション

 「はてなブログ」には有料オプションとして「はてなブログPro」がある。種々の機能が利用でき、かつ余計な広告が入らないから読者は読みやすい。実は「はてなダイアリー」にも「はてなダイアリープラス」という、月180円(だった?)の有料オプションがあり、私も長く利用してきた。ところが、「はてなブログPro」は月600-700円。最近、ブログのネタ切れ状態でもある私には禁止的な高水準なので、このオプションは断念。従って記事には広告などが入る。読者には迷惑だろうが、ご理解を。その他にも便利な機能が使えないかも知れない。

c) ブログの名称

 まだ新システムに慣れないこと、個人的ながらブログに全力投球する意欲が薄れていることから、特徴のない名称「oginosブログ」を使うことに。そのうちまた変えるかも知れない。

2) 過去のブログの経緯

〇 耳不順(みふじゅん)ブログ(2010‐15年)から踰矩(のりこえ)ブログ(2016‐18年)

 本ブログのそもそもは、諸事に関する私の雑感を2006年頃から非公開ブログで書き溜めていたものを、「耳不順ブログ」の名で2010年に公開したものだ。

 孔子論語によれば、40歳の不惑、50歳の知命(天命を知る)に次いで、60歳は「耳順(みみしたがう。じじゅん)」、70歳は「心の欲するところに従いて矩(のり)を踰(こ)えず(七十而從心所欲、不踰矩)」と言う。60歳になって、それまでと違い、人の話を素直に聞けるようになった、70歳になると、心のままに行動しても、社会的、倫理的規範を外れることは無くなったとかの意味のようだ。

 私は、孔子と違い、若い時からサラリーマンとしてずっと人の言うことを従順に聞き、社会の規範やマナーに外れないように生きてきた。もう十分だ。それで、2006年に60歳になった時、これからは逆に、「耳不順(みみしたがわず)」で行きたいと考えた。

 2016年に満70歳となったので、「耳不順」では60代と誤解を与えると思い、再度論語をもじって、「矩(のり)を踰(こ)えず」ではなく、「矩(のり)を踰(こ)える」をタイトルにした。規範を外れ、心の欲する所に従った生き方に憧れた次第(夢想に終ったが)。

(本ブログの方針)

 ブログの内容については、2010年10月3日(id:oginos:20101003)の記事で説明している。「他人が読んで面白いと思ってくれる可能性のあるものを目指す」ことだ。そのポイントとして3つ。

a) 私を知らない「他人」には関心が無いであろう自分の身の回りのことは、原則として書かない。

b) 「面白い」とは、知的に面白いとの意であるが、本当は私が面白いことであり、視点は偏っている。学術的水準の高いことは書けないが、少しでもinformativeと感じてもらえることを提供できるよう努めたい。

c) 「可能性のある」というのは、多くの人ではなく、何人かからでも評価してもらえる可能性があればいいという意味である。

その後、a)の身辺雑事は書かないということに関しては、近年ネタ切れ傾向なので、少し緩めることとした(2015年8月31日の記事参照 id:oginos:20150831)。

 タイトルの「耳不順」、「踰矩」に従い、偏った視点でと思ってきたが、そのことより、長い、くどい、話題が固いと評判が悪い。

 本ブログにコメントが寄せられても、有難いことだが、かねての方針通り、原則として耳を傾けない(順わず)こととする。マナー違反にご容赦のほどを。(2016年1月記)

 プロフィールの似顔絵の経緯は、2011年12月11日のブログを参照。

*1:システムの名称がダイアリーでも個別の日記に「ブログ」を使って問題ない。少しややこしいが。