東北新幹線はやぶさ

1) 東北新幹線
 東北新幹線が2010年12月4日に新青森まで開通した後、新しいE5系電車が2011年3月5日(土)から運用を始めた。愛称は「はやぶさ」。翌週8日 (火)に仙台へ出張の機会があり、帰りに乗ることとした。当初は、東京‐新青森間2往復、東京−仙台間1往復しかない。今回利用できるのは、午後7時49分仙台発東京行きだけだ。仙台での業務は5時半頃終ったので、発車まで適当に時間を潰した。
 はやぶさは、従来の東北新幹線の時速275㎞を上回る最高時速320㎞を誇る。ただし、当初は300㎞/hで運転とのこと。エメラルドグリーンの車体色とカモノハシのようなロングノーズの先頭車両、超高級シートのグランクラスなど、話題が多い。
2) JR各社の新幹線
 九州新幹線鹿児島中央まで開通して、はやぶさの1週後の3月12日に、新しいN700型が登場する。愛称は、みずほ、さくら。白い流線型でこれもスマートだと思う。同じN700系だが、既に東海道新幹線ののぞみで走っているものとは外観が少し違う。JR九州が開発したらしい。N700系や先のE5系の写真については、例えば、http://www.toretabi.jp/train/vol46/01.html
 こうなると、JR東海の新幹線の車両のデザインだけが、JR東日本JR九州のものに比して見劣りがすると思う(私の感想)。1年半ほど前のJR総研の人の講演を思い出した。

JR東海の若い社員がJR東日本に来て、いろいろ車両を見た後、上司から感想を聞かれた。「いろいろデザインが多彩で素敵ですね」とその社員が答えたら、JR東海の上司から「愛社精神が足りない」とたしなめられたそうだ。

 余談だが、JR各社は本当に仲も悪いし、連携も悪い。JR東海ウェブサービスのエクスプレスで予約した切符はJR東日本の駅では受け取れない。都内で受け取れるのは、東京駅と品川駅の新幹線の改札口の所か、駅を出た丸の内のビルの中だ。私は大新宿駅の緑の窓口で何時も文句を言っている。昔は、駅員もしょうがないでしょうと開き直りスタイルだったが、最近は、本当にご迷惑をかけていますとの感じで謝ってはくれる。統一されていない例の1つは、新幹線の中での検札を、東日本は全くしないが、東海道新幹線では念入りにやっていることだ。
3) はやぶさ
 閑話休題はやぶさグランクラスは満席だったので、私は普通席に。がっかりしたのは、座席の前の物入れだ。かねて東北新幹線の座席の前の物入れには不満だった。というのは、袋でなく、水平方向のベルトで書類などを留めるだけなので、小さなもの、例えば空き缶やお菓子の袋など入れることができず、甚だ不便だった。 
はやぶさでは網袋になっていて、一応改良はされたのだが、その網袋が小さい。週刊誌程度でも上につかえて、机の面の上げ下げに難儀する(右の写真)。
 その他チェックしようと思っていたが、乗車前の時間つぶしに飲んだアルコールのせいか眠ったので、できなかった。乗り心地(眠り心地)は快適だった。
以上